創造と発表の新しい学力
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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スズムシの世話 十円
「リーリーリーリーリーリーリー。」
ぼくの家ではスズムシを飼っている。
朝でも昼でも夜でもいつでも鳴くうるさいスズムシだ。
朝。起きたら鳴いている。
昼。学校から帰ってきたら鳴いている。
晩。なかなかうるさくて寝られない。
卵から育てているが今は、育てなかったほうがよかったと思わせるぐらいうるさい。卵は毎日霧吹きをしてやれば2〜3週間で孵る。卵が孵ったら毎日餌をやり、霧吹きをしてやれば勝手に脱皮して育っていく。
卵を入れるとき妹がなぜか
「こわい〜。入れて〜。」
といってこわがっていたので卵はぼくが入れた。
成虫になってからは、いつもどうり餌をやり、霧吹きをしてればいい。
スズムシがはじめて鳴いたときはうれしかった。でも、今はうるさいくらいだ。
ぼくの家では蟻地獄というウスバカゲロウの幼虫もかっている。
たぶんその蟻地獄も
「うるさいな〜。」
と思っているだろう。(笑)
はじめてないたときと今では「月とスッポン」である。
でもスズムシは秋を感じさせてくれる生き物だと思った。
講評 tune
リズミカルで、ユーモア溢れるとても素晴らしい文体で、感心しました!
スズムシを飼うという自分の身近な体験を、自分の言葉で綴っているところが、いいね!「はじめてないたときと今では「月とスッポン」である。」というところも、思わず吹き出してしまいました! スズムシへの愛情が伝わってくるよ!
最近、本当に作文が上手になったね!この調子でがんばって!★ 【朝。起きたら鳴いている。
昼。学校から帰ってきたら鳴いている。
晩。なかなかうるさくて寝られない。 】というところ、スズムシの様子を、リズミカルな文体で表現できたね。
★さらによくばれば、字数をもう少し多く!
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しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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