国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   ソフトバレーリーグ戦   塩崎友葵

ソフトバレーリーグ戦     2002.9.8
 「ぴぃ———!!終ー了!!」
笛の高い音と、先生の低い声が体育館に響きわたった。私は思わず、
「よっしゃー!!」
と、叫んでしまった。ソフトバレーリーグ戦に見事優勝したのだ。
 これは、五年生の時の体育の時間だった。先生が、
「今日からソフトバレーリーグ戦、するどー!八組のチームに自分たちで適当になれや。」
とおっしゃった。しかし、生徒達が、
「強いチームと、弱いチームの差が激しくなるやーん!」
と口々に文句を言った。そこで、先生お構いなしで、学級委員の私と後藤君が勝手に、
「それでは、どうやって決めたいですかぁー?」
とチーム決めを進めていった。『推選でリーダーを決めて、リーダー以外の人は、どのリーダーでも、自由に選べる』という、チームのわけ方になった。
 すると、『強い男子ばかり集まったチーム』、などなど・・・。結局、強いチームと弱いチームの差が、激しくなった。そして、どのチームも、六・七人になった。しかし、私のチームは女子ばかりで四人しかいないのだ。作戦会議の時、私達は、
「絶対、負けるやんな。まっ、決まっちゃったことやから、しゃーないで。できるとこまで、やろうな。」
と話していた。
 第一回戦は、強い男子の六人組と対戦だ。本当に負けると思った。相手のチームも、
「あのチームは余裕だぜ。」
と話していた、と見え、顔がにやついている。それを見て、私達四人に火がついた。
「何あの顔!!なめられてるよな、私達のチーム!!なにかなんでも、負かしたんねん!!」
と。始め、相手のチームは手加減していた。私達のチームは始めから、燃えている(笑)。その熱気を感じ取った相手チーム。本気を出し始めた。ところが、みんながみんな強いので、まとまらないのだ。だから、コートチェンジの時に
「人と人の間、狙って」とコソッと言った。作戦大成功!!人と人の間にボールが行くと、みんな突っ込んでいくから、ボールが取れないのだ。そのまま、燃え続けて、一回戦勝利!!
『おごれる者久しからず』というように、おごりたかぶっていては、だめなのだ。
 第二回戦も、勝てた。決勝戦でも、優勝!!私達が得点を稼いだ、というよりは、相手チームが、私達の八個の目や熱気に怖がって(笑)ミスをたくさんしたからだ。
 『絶対負ける』と思っていた分、嬉しさが増したと思う。
 ソフトバレーでなくても、勝負に優勝するのは、強い人や弱い人、強いチーム、弱いチームでなく、やる気やパワーがある人・あるチームなのだと思う。

   講評   yuri


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