国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   私は二十年ほど前から   ういま

   私は二十年ほど前から
 筆者は、人間は自らを飼育し、家畜化—自己家畜化している、と言っている。
僕は、このことは仕方がないと思う。一つ目の理由は、人間にとって社会という枠の中で生きることが一番いいと思うからである。なぜなら人間は互いに協力しあって生きているからだ。実際、僕の生活にはそういうものがある。例えば、電気は電気会社が、家は大工さんが作ったものである。また、学校に通学するのに電車やバスが必要である。もちろん運転手さんがいるからこそ僕は家から遠い私立の学校に行けるのである。このように人は他の人に助けられて生きている。だから人間には社会が必要なのである。
 二つ目の理由は集団で行動する時になにか約束ごとを決めておかないとまとまらないからである。例えば、学校終業時間や、休み時間を決めておかないと困る。いつまでも授業されたらしんどいだけだ。
 確かに自由に生きられたらものすごくいいと思う。なんにも縛られずまさに晴耕雨読のようにいきるのである。実際、僕の学校は息苦しい。早く大学へ行きたい気持ちである。だから自分の道は自分で決め、生きがいのある人生を送りたいと思う。

   講評   muri

学校・受験という社会システムの中で毎日葛藤し、がんばっている佑君としては自己家畜化すること・・・つまり社会システムの必要性をとてもよく理解しているのですね。
2つの理由がとてもしっかり書かれています。特に1つ目の「人間には社会が必要なのである。」という考えは具体例からも非常に説得力があります。それに比べると2つ目の理由がちょっと弱いかな。「約束事」=「社会ルール」として、もう1歩踏み込んで、その必要性を論じてみてはどうでしょう。
また、同時にルールに縛られる「息苦しさ」を学校生活の中で切実に感じているのなら、その辺も、もう少し詳しく述べて見るといいと思います。社会ルールの必要性を前段でしっかり述べているから、この実感をもっと描ければ、「自分の道は自分で決め、生きがいのある人生を送りたい」という気持ちが説得力をもって、はっきりと打ち出せますよ。

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