低学年から学力の基礎を作る
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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「文化的カプセル」の硬い殻 ミュウ
アメリカ人だって、フランス人だって、それぞれ文化的カプセルにつつまれて生活するのが快適なのだ。そもそも「文化」というのは、そういう性質のものなのである。日本人だけが「文化」の皮膜にかこまれていると考えるのは、まちがいだ。 しかし、おそらくひとつ問題として残るのは、その皮膜の強度の問題であろう。そしてわたしのみるところでは、日本人の場合、とりわけその「文化的カプセル」の外皮膜は、かなり強く、それを内側から破ることを日本人はあまりしたことがないように思えるのだ。
アメリカやフランスなどの国の外国人や、私達日本人は、「文化的カプセル」という殻につつまれている。すると、世界の人々は、この硬い殻に覆われて、なかなか国同士がなじめない、ということになる。これは、私達がしているような、習い事とも一緒である。例えば、習い事で、新しいことを始めよう。そう思って習い事を始めたつもりでも、緊張してしまって、なかなかなじめない、ということと同じことだと思う。このとき以外にも、なじめなかったりすると、自分が背負っている硬い殻を破れない。このようなことが、とても多いのではないか、と思う。殻を破るには、挑戦などをして、自分の力で殻を破るのだ。すると、習い事などで、友達がたくさんできて、その習い事がどんどん楽しくなっていくだろう。けれども、くれぐれも注意してほしいことがある。それは、友達としゃべりすぎたりして、習い事に集中できなくなったりするからだ(笑)!! しかも、先生や友達にも迷惑がかかってしまうだろう。殻を破るはいいが、破った後は、くれぐれも、ほどほどにしよう(笑)!
「文化的カプセル」という硬い殻は、人間にとって、人と人との関係を崩すものでもあり、人間を成長させるという優れたものでもあるのだ。つまり、なかなかなじめなくて人を困らせたり、一日一日の生活を楽しくしてくれるものなのだ。その殻を破れば、中から得る物が出てくる。その得る物とは、明るく・楽しい未来である。話が変わるが、私は、「脱皮しない蛇は滅びる」という言葉を聞いたことがある。この言葉は、今の話と似ていて、当てはまらないだろうか? もし、このような同じ状況であれば、外国人や日本人は滅んでしまうのではないか。なってしまうのならば、ならないようにするべきであると思う。
講評 nara
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