創造と発表の新しい学力
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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いろんな意味がこもっているあいさつ ハッピー
人間の場合、出会いのあいさつ行為は、相手が以後仲よく共に行動してゆける仲間がどうかの、身元確認にもつながっている。私たちが別れの際にあいさつをする理由は、再び会う時まで、今別れる時と同じ親愛の気持ち、同一の帰属感を相手が抱き続けることを、あらかじめ確認しておきたいのである。このように見てくると、私たちにとって互いに別れているということが、どれほど不安で心配なものなのかが、よく理解できると思う。
「おっはよ〜!」
私の学校では、よく警備の人が門の所に立っていることがある。行き帰りは、その警備の人にあいさつすることが日課だ。(たまに忘れることがあるが・・・)警備の人は、もちろんあいさつをかえす。しかし、どの警備の人も同じ性格のはずはない。ある人は、
「ふん。」
と、嫌な顔をするし、無視されることだってある。けれど、警備してくれていることは、事実だ。ですから、たとえ、無視されても
「ありがとう。」
の気持ちをこめて、あいさつをするつもりなのである。
私は、一年生と三年生の時、自分のクラスの友達が転校してしまう体験をした。一年生のころのことは、あまり覚えていないが、転校した子は、オランダと日本のハーフですごく背が高かった。しかし、お父さんのつごうでオランダへ帰ってしまったのである。あまりにも、突然のことなので『サヨナラの会』みたいなものは、やらなかったけれど、
「バイバイ!手紙ちょうだいね。」
「オランダでもがんばれよ。」
などと、まるで自分の息子、娘が遠い国へ行ってしまうかのようにさよならのあいさつをしていたのである。
三年生の時は、普通の女の子がアメリカへ転校した。なぜ、転校したかは、あまりわからないけど、その子とは、仲が良かったのでなごりおしかったからか、やはり
「バイバイ!バイバイ!」
「アメリカでもがんばれ!ファイト!」
と、おおげさにあいさつをかわしていたのである。
わかったこと。それは、あいさつは、大切だということ。もし、あいさつがなかったら
「・・・・・・・・・・・・・。」
「・・・・・・・・・・・・・。」
無言で自分の
「今日もよろしくネ。」
と、いう気持ちを伝えることもできないのだ。ですから、これからも
「こんにちは。」
や、
「さようなら」
などのあいさつを大切にしていこうと思う。
講評 jun
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