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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   最初の言葉   一休さん

   最初の言葉   
 一休さん 
 僕は今回この長文を読んで思ったことは、あいさつは自分も相手も気持ちが和らぐんだなあと感じた。あいさつを言うと、今日も一日を頑張ろうと気が引き締まる。あいさつはとても大切なんだと改めて思った。
 ぼくは家でカメを飼っている。いつもぼくが庭に出るとカメはまるで怪獣のように、じたばたとあばれ出し、口を大きく開けて水槽をたたく。ぼくは、
「あいさつを言っているのかなあ? なんと言っているのかなあ?」
と疑問に思う。そこでカメが何を言っているかを想像してみる。真っ先に考えついたのは、
「オハヨウゴザイマス。ゴシュジンサマ。」
である。まさかこんなに暴れていてこんなにていねいな言葉を言っているはずがない。考え直して、
「ハヤクゴハンヲクレヨ。ゴシュジンサマ!!」
と想像した。そして水槽にぼくは餌を入れてみた。そうすると、さらに口を大きくして餌を一口で食べてしまった。そうするとカメはおとなしくなり甲羅干しを始めた。ぼくは、(あいさつだったら良かったのに。)とちょっぴりさみしく思った。
 ぼくは鎌倉の山に登ったことがある。何回も登っているうちに登山マナーが分かってきた。マナーはまず山で人に出会ったら、必ずあいさつをするということだ。しかし例外もある。相手が坂を登っていて自分が坂を下っているときは、相手にあいさつをしてはいけないのだ。いわゆるエチケットなのである。山の頂きでお弁当を食べるときも「いっただきまーす。」と言う。言わないと気が済まないのである。これも登山マナーなのかも知れない。
 この長文を読んで思ったことは、あいさつは一日の最初の言葉ではならない。そうでなければ、気持ちいい朝は迎えられないだろう。「あいさつは人間の心を開く!!」

   講評   nane

 書き出しは、要約をしてみよう。大事なところを三箇所ぐらい選ぶ要領でやっていくといいよ。
 あいさつの例で、カメの話を出したのはユニーク。なるほど、カメでも、知っている人に会うとうれしいんだね。先生のうちの鳥も、先生が帰ってくるとピーピー鳴くから、やはりうれしいんだろうね。夏休みが終わって、学校で久しぶりに友達と会ったときも、懐かしさを表わすようなあいさつをしたでしょう。
 カメの例から鎌倉山の例に移る前に、ひとこと、あいさつというものについての短い感想を入れていくと、次の段落への流れがスムーズになるよ。
 結びの思ったことも、大きく考えてまとめた。あいさつでさわやかな一日が始まるということだね。どこかの標語みたいだけど(笑)。
 90分とは、時間がかかって大変だったけど、その分、一休さんらしい面白い文章になった。これからも独自の視点で、長文を考えていってね。

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