創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   あこがれの一番   ハッピー

 「ヤッタァ〜〜〜〜〜!!」
一番になる。それは、私にとってものすごいことだ。きっとみなさんも同じように思っているだろう。
 私は、一年生の時、運動会のかけっこで一番になったことがある。
「よおーい・・・・・・・・・ドン!」
先生のかえ声でいっせいにスタート! その時の私のライバルは、三人。全員女の子だったので
「よかったぁ。ホッ。」
とは、思っていたけれど、それもつかのま。隣の子がまるでチーターのように、私を追いかけてくるのだ。どんどん隣の子との差は、ちぢまってきて、いよいよ追い抜かされそうになった時、
「ゴーーーーーール!」
「や・・・やった。やったぞおおおお。」
ついに、念願の一番。うれしすぎて次の日になっても
「お父さん。見たよね。昨日のかけっこ。すごいよね。一番。」
「お母さん。昨日のかけっこ一番になった瞬間見たよね。」
「弟よ。見た?私の昨日の活躍ぶりを。」
と、家族に自慢していたそうだ。
 そんな私にも運動会での辛い過去は、ある。それは、二年生のころのかけっこで起きた。
「パーーーーーーーン!」
鉄砲の音がなると、私は、全速力で走った。まるで馬のように。すると、
「がんばれえええええええええ!」
なんと、お父さん、お母さん、弟が大声で応援しているではないか。そんな三人に感動して
「おおぉぉぉぉぉぉぉぉぉ。アリガト〜!」
おもわず手をふりかえしていると・・・なんと二位にさがってしまったのだ。私が手をふっていたので、だんだん速度が落ち、その時にライバルが
「ラッキー☆」
と、ぬかしていったらしい。私は、今でも
「なんであの時速度落ちたんだあぁぁぁぁ!」
最悪のかけっこのことは、忘れられないのである。
 私の弟は、今、幼稚園の年長だ。その幼稚園の運動会は、一、二回見たことがある。その中で一番印象に残っている種目は、やはりかけっこ。小学校とは、少しちがって、一回のかけっこに走る子がなんと! 二人なのだ。とてもかわいらしいかっけこで
「くくくくくっ!」
と、つい笑ってしまったほどだ。もちろん私の弟は、一番になったのである。
 わかったこと。それは、べつに一番にならなくても良いということ。たしかに、一番になるということは、すごいことだ。しかし、それとは反対にビリの人だっている。一番とビリの実力は、かなり、差があるが、べつに一番にならなくてもいいんじゃないか。がんばってやったのなら、それでいいんじゃないか。私は、そう思う。

   講評   jun


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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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