創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   工作をしたこと   いよち

工作をした事
                                  長谷川 真樹  
「ヤッター!!ついに出来たー」
4年生の僕は、1学期の図画工作の時間にこう言った。真心を込めて一生懸命作った作品が、姿を見せたのだった。僕の作品は、八百屋だ。多分今まで作った工作の中で最もすばらしい作品になるのじゃないかなーと思った。ほかにも八百屋を、作った人がもう一人いた。彼の名前は、直哉だ。自分の名前に似ているから作ったそうだ。僕は、
「なるほどいいアイディアだ」
と思った。友達の中には、消費者金融やデパートなど僕の想像をはるかに越えるものを作っていた。
 最初は建物から作った。そして次に壁紙を張ったり品物を置いたりする台を作った。そして最後に品物を置いた。八百屋は、大きなダンボールで作った。にんじんや大根など商品は小さな折り紙を丸めて作った。
放課後僕は、こっそりと机の上に置いてあった先生用の成績表を覗いた。まるで泥棒のようで何だか気がとがめた。成績表にはA゜と書いてあった。
「ヤッター!!本当に僕はすごいなー」
と思った。
 それ以来、工作はあまりしていない。写生ばかりだ。絵を書くよりも、工作をするほうが、やりがいがある。たまには、作品を作ってみたいものだ。

   講評   yue

真樹くん、こんにちは。今回は、なつかしい思い出の作品について書いてくれましたね。こういう思い出は、大人になっても、思い出して幸せな気持ちになれるものです。先生も、自分が小学生のときのことを思い出しながら読みました。

☆一番最初にせりふを書いたのは、すばらしい書き方です。そのときの声や風景が、読んでいる人によく伝わってきます。自分自身の体験を文章にするときには、こういう書き方を覚えておくといいですね。
☆図画工作の授業では、みんなでそれぞれ、町にある建物を作ったのでしょうか?それとも、みんなで協力して、町の模型を作ったのでしょうか?その説明があると、なおよいと思います。また、八百屋を完成させるまでに、真樹くんが苦労したこと、作っていて楽しかったことや、他の人の意見なども書き加えてみるといいですね。作品の中で、特に真樹くんの気に入っていたところも、教えてほしいと思います。生き生きとした作文になると思います。がんばって書いてみてください。
☆完成した作品に自分で満足しただけではなく、成績もAだったなんて、本当にすごい!とてもいい思い出ですね。「絵を書くよりも、工作をするほうが、やりがいがある」ぜひ、その理由も書いてみてくださいね。読むのを楽しみにしています。

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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