国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   百聞は一見にしかず   たこ焼き


 地球。世界にはたくさんの国がある。今では、旅行に行くのも簡単になり、海外旅行に行く人が増えている。しかし、だいたいの日本人は文化カプセルを脱いでいない。1番おもしろいことは、日本語のマンガ、本、日本食など日本のものも手放して行かないぐらいだ。(笑)なぜ、文化カプセルを脱がないのだろうか?
 私の家族には、世界に知り合いがたくさんいる。アメリカ、オーストラリア、フィリピン、南アフリカ、カナダなどだ。みんな、たいていお父さんから知り合っている。会社の関係の人もいれば、全然無関係の人もいる。今、考えてみると世界に友達がいるといことはすごいことだ。でも、なぜ友達になれたのだろうか?
 例えば南アフリカの人は中でもすごい出会いだ。彼は、去年の千葉マラソンで優勝した南アフリカのコーチだ。私のお父さんがお店で英字新聞を置いて飲んでいると、コーチがやってきて
「そこに、俺たちのこと載っている?」
と聞いてきた。その日は昨日南アフリカが優勝してから次の日だった。こうして、いっしょに探したり話をしているうちに仲良くなったということだ。そして、今年もコーチに選ばれれば千葉に来られるということだ。
 私は一緒に外国の人としゃべれたりして、とても楽しかった。なぜ楽しかったのだろうか?私が思うには、いろんな国のことや様子が知られたりするからだ。そして、小さかった世界がだんだん大きくなっていくからだと思う。私が、世界の国や地名や国旗を覚えたりする楽しさと同じ気がする。日本人に、世界を広くしてほしいと思う。
 外国にいても、日本にいても同じことだ。文化カプセルを脱がなければ始まらない。蛇でたとえてみると、脱皮というものだ。もし
脱皮をしなかったら、くさる。生卵でも同じで割らなかったら、くさる。それと同じで、文化カプセルも脱がなかったら、腐っていく。つまり、その才能がだんだんと消えてせっかくの才能がなくなってしまうのだ。
 日本人は、よその国のひととのつきあいがあまり上手ではない。これは、いままで作られてきたながいながい日々の性質なのだろう。江戸時代に鎖国をしていたからではないか。日本は世界が広くなかった。もっと、楽しんでほしい。
 日本とヨーロッパの違いを考えてみよう。まず、地形がちがう。そして、しゃべる言葉がちがっている。気候もちがう。そうしたちがいはたくさんあるが、やはり最後は同じ人間で同じ地球に住んでいる。
 日本を島国根性と考えた人がいる。確かに、日本は島国だ。私が調べているアイルランドも島国だ。アイルランドの人々は、たしかに弱音を一言もださずに、農業をやったりしている。それも、根性だ。日本人も根性がある。それは、外国にいってもけっして日本のものを手放さないということだ。(笑)私が、海外に行ったときは、日本のものはあまり持っていかなかった。けれど、それは親がいたからだと思う。もし、1人でいっていたら絶対に日本のものをもっていっていたかもしれない。(笑)
 けんかなんて、日常的なこと。そう思っていると、戦争がおきた。戦争が起きたから、ほかの国の人とは仲良くしない。そう思っている人もいるかもしれない。しかし、よく考えてみるとけんかなどしなくてもべつにいいのではないか。けんかなんかしないで、仲良くすればいいじゃないか。土地の取り合いなんて、なんの意味があるのではないか。第2次世界大戦はけっきょくアメリカが勝った。しかし、アメリカは勝ったってなにも意味がない。戦争なんてばかばかしいといっただけだ。私はさすが勝ったとこはやっぱりかっこいいなあと思った。
 新しく習い始めた習い事では、はじめのうちはなれるまで、緊張する。それと同じで、転校した学校でも友達のことが心配だったりして、始めは思いどおりに行かない。それと同じように、はじめのうちは外国人と上手に友達になるには難しい。だけど、だんだんと経験を積み重ねていけば、きっと世界が広がるだろう。もっと、日本の物差しだけではく、アメリカのものさし、ポルトガルのものさし、フランスのものさし・・・。その国によってものの見方はちがう。日本では怖いと思っているものが、イギリスだったら楽しいものだったり・・・。やっぱり、世界はおもしろいものだ。
 百聞は一見にしかずということわざがある。このことわざの意味は、人から何回も話を聞くのではなく自分で体験をしろ、という意味だ。私はその通りだと思う。聞くだけではなく、ちゃんと体験をしてほしいと思う。百聞は一見にしかず。

   講評   nara


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