創造と発表の新しい学力
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
小学1・2年生
小学3・4年生
小学5・6年生
中学1・2・3年生
高校1・2・3年生
好きなことをやっている時の気持ち にわとり
『ピーッ』
この笛の音が鳴ると、私が好きな遊びの始まりだ。その遊びとは、ドッヂボールである。幼稚園の年長の時か、1年生の時に、始めてやった時に大人数で逃げ回って、当てられると敵は喜び、味方は悔しがる。というみんなが団結出来ることに感動したから、ドッヂボールを好きになった。この前、友達から聞いたのだけれど、ボールを当てられないコツは、投げる人ではなく、持っているボールを見ること。私は、人ばかりを見てしまうのでよく当てられていたのだけれど、その方法を試してみたら、よけられるようになったし、ボールも取れるようになった。みんなも、試してみてはどうだろうか。
私は、もう1つ好きな遊びがある。それは、サッカーである。サッカーに興味を持ったのは、3年の時に初めてやった、ラインサッカーでシュートを決めた時から。シュートを決めた時、私は、
「サッカーでシュートを決めると、気分がスカッとするなあ。」
と思った。今でもまだ、あの気持ちは忘れない。5年の時に、ラインサッカーではなく、ゴールを使っての初めてのサッカー。練習でゴールに一人一人がボールを蹴っていき、キーパーに取られないようにというもの。簡単じゃん、と私は軽く思っていた。でもこれはやってみると意外に難しい。ボールは思うところに行かないし、蹴りが弱くてキーパーに取られたり…。その日、試合をやったんだけど、パスがまわってきても、蹴ってみても、外に出てしまって、相手ボールになったり。失敗ばかりで、みんなに迷惑をかけてしまった。もう、次は迷惑をかけないぞ。と心に誓って、練習をした。公園の壁にボールをぶつけて、真っ直ぐ出来るまで練習した。ただがむしゃらに蹴っていた。まるで誰かに操られているように。
次の日、また体育があった。練習しすぎて、足が痛くなっていて、やりたくないなあ。と思っていたけど昨日の練習を無駄にしないぞ。と考えたら、急にやる気がでてきた。
『ピーッ』
試合スタート。敵がゴール前に固まる。ゴールさせたくない。キーパーが蹴ったボールは高く飛んだ。そのボールが向かう先には敵。だめだ!と思って飛んだ。するとカット出来た。
「ナイス!」
と男子が言った。よしっ。と思って、その男子にパスをした。シュート!私が入れたわけではないけど、ラインサッカーのあの喜びがまたよみがえってきた。やった!なんか、さらにサッカーが好きになったぞ。
人間は好きなことが上手くいくと、さらにそれが好きになる。自分の好きなことに、興味を深めることは、自分にとって良いことだと思う。
校庭などで、笛が鳴ると、ドッヂボールとサッカーをやっている時の気持ちを思い出す。
講評 jun
毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘
自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
|
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)
| |