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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   幸福をつかむために   ピエッパ

人間だれにでも幸福な時というのはあるもので、それは人にとって様々である。寝ている時、食べている時、本を読んでいる時・・・中には勉強する時という人もいるかもしれない。ちなみにぼくは、サッカーをしている時が一番幸福だ。しかし、どれにしても、自分の一番好きなことをしている時がやはり幸福と感じるのだと思う。では、それを実現するにはどうすればいいのだろうか。
 それには、まず、本当に何が好きなのか見つけ出すことが大切だと思う。ぼくは、中学からサッカーを始めたが、初めはうまくいかなくて辞めたくなることもたくさんあった。しかし、そんな時テレビでやっているJリーグやシドニー五輪のサッカーを見て、やっぱりサッカーが好きなことに気付いたのだった。このように、テレビなどで他人がしているのを見ると、自分が好きな物が見えてくるのだ。
 自分の好きなことがわかれば、次にそれに没頭してみるのも大切だと思う。その例として東京五輪の女子バレーボールチームはおしゃれや恋愛などを犠牲にしてまで、バレーボールに没頭した。それでも続けられていたのは、本当にバレーボールが大好きだからではないだろうか。このように、没頭することで、もっと好きだという実感が湧いてきて、幸福に感じるのである。
 確かに、長い人生の中いやなこともやらなければならない。だからこそ、
「人生は辛いものでなく楽しむものである」
というように、一度きりの人生。自分の好きなことに没頭して、幸福になるべきである。

   講評   huzi


人間にとっての幸福とは何か。これは、一生考えても答えが出ない問題ですね。しかし、瞬間の感覚としての幸福は、「好きなことをしている時」だというのは、一つの答えとして正解だと思います。 
冒頭でさまざまな幸福を挙げて読み手に問いかけたのはうまい導入。もちろん、先生の「瞬間の感覚としての幸福」もこの中にあります(どれだか、わかる?)
好きなことを持っている人は、幸福ですね。ピエッパくんにとっては、サッカー。うまくいかなくて、やめたくなっても、サッカーを離れなかったのはやはり「好きだ」という理屈抜きの気持ちの存在があるからでしょう。「好き」は、探すものではなく、偶然めぐり合って離れないものなのかもしれないね。
没頭することも大切。この意見もとてもよい。最近は、何かを犠牲にしてまで物事に没頭することが少なくなっています。それは、情報が豊富にあることで「あれもこれもしてみたい」という欲求を遠ざけることが難しいから。東京五輪のときのような状況で没頭することを求めると、「そこまでしなくてもいいです」と、逃げ出す人も多そう。
 さて、<●歴史実例>に、どのようなものを持ってくるか興味がありましたが、よく探したね。スポーツという枠の中で書いたのは成功。意見全体に統一感を出すことができています。
<●反対意見への理解>、<●自作名言>、すんなりとクリア! もう、不安はないね。

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