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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   無意味な外来語   はるる

 日本は植物の種類の豊富さにかけてはヨーロッパのどの国よりも恵まれていた。そして日本の草花の名は英語に比べると、それこそ比較にならぬぐらい、味のある巧妙なものが多かった。それにもかかわらず、新しい物好きの日本人は今まであったその素晴らしい日本語名を、学問的ギリシア語やラテン語が使われた英語名に置き換えっててしまっている。私は日本語を大切にしていきたい。
 その方法として、外来語で表現することが必ずしも良いことではないことを知るべきである。よく私の母は、私を叱る時にこう言う。
「それがあなたのウィークポイントなのよ!!」
なぜ『欠点』と言わずにわざわざ『ウィークポイント』と外来語に言い換えるのだろうか。外来語に置き換えるとそれっぽく聞こえるとでも思っているのだろうか。このように日本人はいちいち外来語に置き換えることが多いと思う。パソコン用語だって、もうちょっと短くて日本語だったら扱いやすかったのではないだろうか。いきすぎた外来語は日常を確実に窮屈にする。
 もう一つの方法として、日本語の良さを学ぶことである。この頃の日本人の日本離れは深刻な問題になっている。皆英語の方がかっこいいとか言っているが、それはまだ日本語の本当の良さを知らないからだ。確かに勉強をすることは嫌かもしれないけど、苦痛を感じるのは始めだけだと思うので、是非勉強してみてもらいたい。
 いつから私たちは日本語を排除するようになったのだろうか。外来語が必要以上に使われるようになった今、日本語の良さを考えてみるべきだと思う。『多すぎる休息は、少なすぎる休息と同じように疲れさせる。』という言葉もある。ようするに、やりすぎは何に対してもよくないということだ。

   講評   sugi

 9月の課題も全部クリアできたね。よくがんばりました。古い課題をこなすのは、かなりパワーがいると思うけれど、一気に仕上げたね。偉い!偉い!

 この長文のテーマは、とても興味深いね。日本人は、とにかく横文字をカッコイイと感じる習性があるのかな。Tシャツのロゴ、お店の名前、商品の名前、そしてパソコン用語なんて、その最たるものだね。「いきすぎた外来語は日常を確実に窮屈にする。」これは、確かにそうだね。うなずけます。カタカナ語辞典をいっしょうけんめい引いている日本人は考えてみれば滑稽かもしれないね。お母さんの話、これは叱られている立場なのでよけいに不快に感じるということもあるのかな。

 二つめの方法、「日本語の良さを学ぶ」というのも大切なことだね。世界中にはさまざまな言語があるけれど、日本語はかなり高度な思考ができる言語だと聞いたことがあるよ。日本人は、日本語にもっと誇りを持つべきかもしれないね。
 「やりすぎは何に対してもよくないということだ。」と、最後に一般化してうまくまとめました。

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