創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   環境破壊と人間の進歩   E34

 環境サミットとか称する会議があるというんで、マスコミは「環境、環境」って大騒ぎ。と思ったら、とたんに政治家は「環境税」なんて言い出すんだから、全く人をバカにしているよ。そもそも、本当に地球にやさしくするのなら、人間はこの世に生きていけなくなるはずである。なぜなら、人間は地球を支配しているのだから。そう、人間ありきの地球ではなく、人間ありきの地球なのだ。しかし最近、これが逆になってきている。私はそれに賛成なのだが…。
 人間は生きている限り、モノを作るために有害な物質を出す、移動手段として自動車を使うので、地球は汚れる一方である。いつまで経ってもキレイにはならない。現状維持+αといった感じである。みなさんはもっと、地球の事実をもっと知るべきである。私は地球を「地球は生き物である。生き物である以上、環境がに破壊されたとしても自然治癒力という力が働くはずである。だから地球は滅びない」という考えを持っている。
 「自然が大事だから、保護しよう」といった考えを持つ人も数多くいるだろう。実際にそれは大事なことなのだが、コンクリート・エアコンなどの快適なものが揃った中で生活しているみなさんは、自然の中で生きる自信はあるだろうか? 私はある。私は見ての通り(?)、あらゆる環境に適応するだけの能力を兼ね備えた人間である。だから、ちょっとくらいの田舎暮らしであれば難なくこなす自身はある。そもそも、人間は“科学技術”を進歩させると同時に進化してきたと言っても過言ではないのだ。だからこそ、今の科学技術の進歩を止まらせてまで環境を守るのは矛盾しているのではないだろうか? 私は車が好きだから言えるのだが、最近の車は環境問題に考慮しすぎるが故に、本来の車の面白みを失っているモノも多い気がするのだ。もちろん例外も数多くあるし、私の偏見もたっぷりと入っているのであまり気にしないでほしい(なら書くなよ(笑))。
 確かに、地球環境を破壊するのに嫌悪感を抱くのは分かる。しかし、人間が生きる以上は破壊せずにはいられないのだ。だからといって「みなさんも快く地球環境を破壊してください」というわけにはいかないのだ。だから、自分たちの生活に支障が出ない程度に環境について考えよう。

   講評   jun

 環境保護は真剣に取り組んでいかなければならない問題には違いないけれど、それがあまりにも行き過ぎて、人間の存在をも無視した形で進んだり、科学の発達をストップさせるべきだなどと考えてしまうこと問題なのだね。もちろん、環境保護は人間のためにも必要なものだけれど、ただただ自然を守るということだけに視点が行ってしまうと肝心の人間の生活自体があまりにも不自由なものになってしまう恐れがあるね。
 車好きのE34君としては車本来の面白みが失われてしまうことを心配しているようですが、人にはそれぞれ、環境のことを考えるとよくないけれどこれだけは譲れないというものがあるかもしれないね。(ないかなあ。(^^ゞ 先生の場合は車での通勤かな。)
 大切なのは人間の生活と環境とのバランスを取ること。環境保護はいつも念頭に置いておかなければいけない課題ではあるけれど、そればかりにとらわれるのではなく、いろいろな角度からバランスのとれた考え方をする必要があるね。

▲「人間ありきの地球ではなく、人間ありきの地球なのだ。」となっていますが、最初の部分は「地球ありきの人間」の間違いでは?

                       

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