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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   運は自分でつくりだせ!   海亀航

 運と見えるものは日常の生き方の結果である。もし、幸運が欲しいなら、日常の贈り物一つにも心があることが大切である。困難のない人生などない、これが人生の運を考える時の大前提である。つまり、努力と忍耐なくして幸運はありえないということだ。
 僕は五年生の時、選挙で学校の児童会会長になった。その時、僕は運がいいと思ったけど、今思うと努力の成果だと思う。僕は会長に立候補しようと考える前から下級生と仲良くしていた。なぜなら、僕は下級生と遊ぶのは嫌いじゃない。それに兄弟がいないからか、下級生といると下級生の考え方が分かりなかなかおもしろい。休み時間には六年生と遊ぶより下級生と遊ぶ日の方が多い。下級生も僕と遊ぶのを楽しみにしているようだ。でも、思いおこすと下級生と仲良くなるのは大変だった。素直に仲間に入れてくれる子もいるが、入れてくれない子もいる。時には、泣かせたり、嫌われたりした。
 会長を選ぶ選挙期間中、僕はそんなつもりじゃなく下級生と遊んでいたのに、仲良くしてきたことをよかったなと思った。そして投票日、僕は会長になった。会長になってみて、僕はまたたくさんの友達ができた。みんな僕のことを知っているからだ。最近ではどこの学年に行っても喜んで歓迎してくれる。もうすぐ今年も児童会の選挙の季節がきて、僕は会長としての役目を終えるが、会長になれたことは小学校生活で一番大きな思い出に残ることだと思う。
 また、こんなこともある。僕は幼い時から塾に通っているので計算の速さなら少しは自信がある。前、学校の教科書に計算問題がのっていた。先生が「終わった人から休み時間にしていいぞ。」と言ったのでみんな急いでやった。ある人には得で、ある人には損であるということが僕には分かった。早く終わった人は休み時間が延びて得だが、計算が苦手な人は終わるまで休み時間にはできないので損だ。僕が一番で終わり、そのあとすぐ友達が終わった。僕はやめないで勉強してきてよかったなと思った。僕達は遊びに出かけた。休み時間が終わって帰ってくると、一人の友達がまだ先生に教えてもらいながら計算問題をやっていた。「がんばりなよ」と僕が声をかけると友達は「いいよね!航は勉強ができて。」と怒った。その友達は学校にきても先生の話を聞かないし、家に帰ったらゲームばっかりの奴だったから、「俺は今まで一生懸命やってきたんだよ!最初から出来たわけじゃない。」と怒ってしまった。
 人間にとって運とは自分でつかむものである。「蒔かぬ種は生えぬ」のことわざの通り、僕が友達をたくさん作ってきたことは、児童会長という花を咲かせることができた。計算問題をずっと続けて練習してきたことによって、学校でも早く終わることができた。僕はこれからも努力することを忘れないで、自分で運をつかんでいきたいと思う。

   講評   ima

第一段落の要約が、この文章の主題をとらえ、的確に書かれていますね。うまい。
第二段落での、会長の話は、興味深い内容でした。児童会長なんてほとんどの子供たちが経験できないことですものね。すごいね。先生の子供が通った小学校では、児童会や選挙などはなく、委員会のひとつがそのような仕事をしていました。小学生の間に
そういう経験ができる子は、少ないように思います。とてもよい
経験ですね。下級生とのコミュニケーションもとれるなんて、いいことだね。
第三段落の内容は、主題にぴったりで、航くんの言葉もよかったね。
題名のつけ方が、上手です。毎回そう思います。普段の読書のおかげかな。航くんの図書館のような部屋みてみたいな!

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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