国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   「笑う門には福が来る」   いうや

 「笑う門には福が来る」のであって、福が来るから笑うのではない。自分から運を寄せつけないでおいて、「私は運が悪い」と投げている人は多い。いつも暗い顔をしていれば運も逃げていく。日常生活のこまごました事をいい加減にしておいて大きな幸運を望んでも無理である。毎日のささいな生活上の連続が大きな幸運や不運を運んでくる。
 ぼくも、物事をていねいに努力してよかったなぁと、思ったことがある。それは学校の図工の時間に、空いたペットボトルや、使用済みの道具や機械などを使って「エコロジー生物」を作った。材料は、ペットボトルと、大きいねじと、空いたティッシュ箱と、ダンボールと、卵パックと、スポンジと、針金だ。そして名前は「オゾン再生小型機一号」。それは、オゾン層を作る小さい機械だ。オゾン層を作る材料は、窒素と海水で、燃料は、サラダ油。窒素、海水、サラダ油を、各自あるところに、ある量だけ入れると、動く。基地からオゾン層の破壊されたところを見つけ出し、そこえ、時速三百五十キロ(約、新幹線ののぞみの速さ)で飛ぶ。と、いうようなものを作った。ていねいに努力した結果、よくできて自分でもビックリした。友だちや、ぼくの母や、兄弟に、
「おっ。これ上手。こんな難しいのよくできたね。」
と、ほめられた。ほめられたせいかこの「オゾン再生小型機一号」は、まるで燃料を入れたら動き出しそうだった。
 人知れず苦労をしていない人は、すぐに物事を、幸運とか不運とかでかたづけてしまう。しかし幸運と見えても、うまくことを運ぶには、かげでそれなりの長い長い努力や、苦労がいる。人間にとって幸運とは、努力しないと寄ってこない。ぼくはこれからも何事にも努力したい。

   講評   huzi

毎週、さまざまな長文を読んでいるけれど、今週の長文は心に深く留めておくといい内容でしたね。 先生は、何度も読んで「そうだったのか」と、深く納得しました。全てのことに細やかに目を配り、努力することは難しいですが、まず何か一つでも小さな努力を続け、その結果幸運が巡ってきたら、あとのこともうまく行くように思います。
                
<●前の話>として、身近なできごとをていねいに取り出して述べることができたね。「オゾン再生小型機一号」なんて、おもしろい発想だ。リサイクル用の素材を使って、環境を守るための機械を作ることが本当にできたら、ノーベル賞かも。たとえ模型でも、発想を形にするのは難しかったでしょう。卵パック、スポンジ、ペットボトル。下手をすると、再びゴミの塊になってしまうよね(笑)。形を整え、アイデアに合わせた形になるように、努力したのでしょう。その結果できた「オゾン再生小型機一号機」。これを見て、「運が良かったからできたんだ」なんて言う人はきっといないと思うし、將くん自身も努力の成果を実感できたはず。
<●一般化の主題>に、今回は長文の意見を利用したね。この言葉がよほど印象に残ったのかな(先生はそうです)。この言葉どおり、努力家の將くん。これからの活躍が楽しみです。

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