国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   私に漫画「ドラえもん」(感)   ITI

私に漫画「ドラえもん」(感)
 現代の日常生活は科学文明を過信するあまり、科学に対する基本的な姿勢を忘れ去ってしまっている。便利と言う言葉に浮かされて出来合いの科学を大量に買い込んで、これでもかという失敗を繰り返しても、実に平気なのである。それではまるで「のび太」の生活そのものである。「ドラえもん」の面白さは、決して笑ってはすまされない現代の深刻な問題への警鐘なのである。僕もその通りだと思う。                
 第一の理由にスプレーがある。これは、とても便利で、殺虫剤などもスプレータイプのものがあるが、発射するために必要なフロンガスがオゾン層を破壊するという事態になっている。これではまるで益虫だと思っていた虫が実は害虫だったというようなはなしである。                                    
 第二の理由に自動車がある、自動車は確かに便利で、今の生活には必要不可欠な物であるが、交通事故や、排ガス問題などいろいろなトラブルを巻き起こしているのも事実である。自動車の台数は年間約7億台で、どんどん増えていくらしい・・・。もちろん自動車が増えれば排ガスも増え、どんどん悪循環にはまり込んでいく・・・。
 改善すればいいと思うかもしれないが、そう簡単にできるものではない。ではどうするのか、それは、「真によいことは、新聞に大きな騒ぎを起こすことではなく、小さく始まる。」という名言があるように、小さなことからこつこつやって、自分で出来ることは科学になるべく頼らず自分でするようにしたらいいと思った。               

   講評   yuta

ITIくんらしい意見文。うれしいです。
 要約は、長文のはじめの方から一文、途中から一文、最後の方から一文というように選ぼう。その三文をうまくつなげるように工夫することが要約の練習になるからね。
 書き出しの意見は、「ぼくは、Aがよいと思う」というように書こう。Aの部分が要約の中に含まれていても、自分の言葉で改めて述べようね。
第一の理由、第二の理由ともに、社会問題について文章をうまく運んで説明できているね。
 キーワード「まるで〜よう」を使った部分、「これではまるで益虫だと思っていた虫が害虫だったというようなはなしである」という文章はおみごと。分かりやすくて、おもしろいよ。
 キーワード「データ」が入っていなくておしかったね。「世界の自動車保有台数は約7億台だというデータがある。これはどんどん増えているらしい……」というように入れてもいいね。
第四段落は「確かに」で始めよう。
 最後は名言を引用しながら、すごくいい意見で結ぶことができたね。

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