創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

昨日3330 今日738 合計6634
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   幸運は自分で作るもの   いなふ

 人知れず苦労をしていない人はすぐに物事を幸運とか不運とかで片付けてしまう。しかし幸運と見えても、うまく事を運ぶには影でそれなりの長い長い努力や苦労がいる。川に来てあぐらをかいてグータラ座って、川の水が減るのを待っていた人が橋をかけて向こう側に行き、幸運を見つけた人を見て、
「あいつは運がいいなあ。」
と言うは間違いである。幸運とは小さな日常の積み重ねであり毎日の努力や忍耐が幸運につながるのである。
 私は、2年前から英会話を習い始めている。今年の春、学校の行事で広島平和公園へ行った。平和公園にはたくさんの外国人が来ていた。班行動の時、私が英会話を習っていることを知っている友達が、
「外国人に話しかけてみたら?」
と言ったので勇気をふりしぼって外国人に話しかけてみた。その時の私は、石のように固まってカチンコチンであっただろう。初めの第一声は緊張してまともに話せなかったけど、だんだんと慣れてきて、知っている言葉をいろいろ話した。自分では英会話の能力はまだまだだと思っていたのに会話が通じたときは、とても嬉しかった。友達にもすごいね、と言われ私が英会話ができることを認められた。今まで英会話では慣れない英語につまずいたりして苦労もあったけど、今まで頑張ってきた甲斐があったなー。とその時で思った。勉強でもスポーツでも毎日の努力の積み重ねで成果があらわるのである。今回の出来事もただ運が良かっただけではなく私が2年間頑張った結果であろう。
 私の尊敬しているベートーベンについて以前調べたことがある。ベートーベンは天才でもあるが、小さい時に音楽の才能を持つ父親から夜中までも続く厳しい音楽の特訓を受けていた。ベートーベンは人から音楽の天才と言われているがその陰には人知れぬ努力があったのである。
 人間にとって幸運とは努力の結果である。『千里の道も1歩から』と言うことわざがあるように毎日の一歩ずつの努力の積み重ねが大切なのである。

   講評   kiri

これはいい作文でした。清書候補だね! 「幸運とは小さな日常の積み重ねであり毎日の努力や忍耐が幸運につながるのである。」まさにそのとおりです。咲恵ちゃんの作文も毎週毎週書いていることで、目には見えないけれど確実に書く力はついてきています。英会話も今まで習ってきた成果を初めて発揮することができたんだね。第一声はなんて言ったのかな? それも書いておくとよかったね。勇気を出して外国人に話しかけたときの気持ちがうまく表されています。勇気を出せたのも2年間の積み重ねのおかげだね。この先、英会話の力を発揮する機会があると思うけれど、そのときは、今よりももっと自分の力がついていることに驚くことになるでしょうね。そのためにも努力を忘れないでね。キーワードの「前」「調」もきちんと入れることができました。
★今まで頑張ってきた甲斐があったなー。→ 今まで頑張ってきたかいがあったなあ。⇒ひらがなの時は伸ばす音の時に「ー」は使わないで、「なー」なら「なあ」にしようね。
ここは思ったことなので句点を読点に変えて、「頑張ってきた甲斐があったなー。とその時で思った。」→ 「頑張ってきたかいがあったなあ、とその時で思った。」とするといいよ。
★成果があらわるのである。→ 成果があらわれるのである。 

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

作文教室受講案内   無料体験学習   作文講師資格 
Online作文教室 言葉の森  「特定商取引に関する法律」に基づく表示」  「プライバシーポリシー」 
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)