国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
小学1・2年生
小学3・4年生
小学5・6年生
中学1・2・3年生
高校1・2・3年生
ヘルマン・ヘッセ たぬき
少年時代は一冊の本と、一切れのパンをポケットに入れて家を出て、気の向くままに歩いていった。くつろいだ気分で花から花へと歩き、あちらこちらで芳香をはなつ花の匂いを嗅いだり、花の観察をしたりした。自立していくと少年時代に喜びを味わった、なじみのある場所も、中庭も昔とは違った顔をしていた。花でさえもその魅力をいくぶんか失っていた。
人間には無邪気でたくさん遊んでいる時代は大切だ。自然や家族や友達と遊ぶことで一体感や親しみも生まれる。やはり、小さい時にテレビゲームを一人でやっている人と、外でみんなと自由に遊んでいる人とは違う。外で遊んで自然に親しむことで将来自然を大切にする気持ちや優しくする気持ちが生まれるからだ。みんなと遊ぶことで規則や決まりを守るということができてくる。だから少年時代は大切だ。
しかし人間は親や友達から離れて自立していくことも大切だ。いつまでも遊んでいたら自分は変われないし進歩もしない。昔話「桃太郎」もおじいさん・おばあさんは桃太郎を愛情を持って育てていったが鬼退治というたびをさせた。「かわいい子には旅をさせよ」という言葉もあるが自立させるためには孤独になり一人で生きていける力を養わなければならない。いつまでも人にばかり頼っていると落とし穴が待っている。「脱皮できない蛇は滅びる」という名言があるが自立できない人は本当に滅びる・・という言葉はおかしいかもしれないが将来大変だ。
確かに、無邪気でたくさん遊んでいる少年時代も、親や友達から離れて自立する自立の時代もどちらも大切だ。でも人間にはどちらの時代もやってくる。だから遊ぶ時は遊び、自立していかなくてはならない時には考え、このようにどちらの時代にも適応できればいいと思う。
講評 jun
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