創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   お金…。   YES

 仕事というものは何のためにやっていくものなのか?それは自分で生きていくためにしているものだ。そのため仕事をすればお金が手に入る。しかしそのお金というものは人間の欲望をそそるものでもある。今までの日本の文化は敗戦後大きく変わったと思う。例えば昔の侍は「武士は食わねど高楊枝」など、気前の良いものであったがそんなものは敗戦とともに消え去ってしまった。別にその粋な言葉が無くなったからといって悪くなったわけではないが現代人はお金にしかのうが無くなってきているのではないだろうか?これは問題だ。
 この原因は現代の生活環境が苦しくなってきているからではないだろうか?戦後日本人はすべてを失ったため何もかも物を欲しがりバブルをいうものを生んだがしかしそれも十分になり物を買わなくなってきている人が多いためか不況になったいる。そしてその不況のせいでお金に関するトラブルが多くなって聞いているのではないろうか?この状態が続くと不況よりも悪い時代になってしまう。それこそ本当に「北斗の拳」ではないが暴力が物をいう世界になってしまう。
 二つ目の原因はお金を稼ぐということだけに身を縛られ良い心を失ってしまったせいではないだろうか?良い心というものは例えば「清く貧しく美しく」などの人間の美徳、即ち倫理的な部分が欠けてしまったせいではないだろうか?人間は倫理的動物だと唱えた万学の祖アリストテレス善か悪に行くかはその人自身で決まるといっている。(多分…)今の人間はお金を稼ぐことだけを美徳と思い込んでいる。これではだめだ。
 結果お金を稼ぐということは絶対に悪いことではないのだが、お金を稼ぐだけではだめということだ。率直に言えば不正なお金儲けをしたり盗んだりして、他人に迷惑をかけるまた他人を踏み台にしたりすることがだめなのだ。確かにこんな奇麗事だけで世の中を渡れるわけが無い。しかしもう一度見なおす必要があると思う。何事も汚いやり方で勝たずに正当なやり方で勝つべきだ。人生は不正ではなく正当に!

   講評   jun

 問題点を挙げ、その複数の原因を考え、反対意見への理解を示して結ぶというしっかりした構成で書くことができたね。全体のバランスもよく書けています。
 「現代人はお金にしか能がない」というのはやや言い過ぎかもしれませんが、確かにお金に対する関心が高いのは事実(笑)。お金を稼ぐことだけに縛られ、本来持っているはずの清く美しい心を失ってしまうことほど悲しいことはありませんね。幸せに生きるための手助けをするのがお金であり、お金を稼ぐこと自体が人生の目的ではないはずです。そのへんのところからもう一度見直してみる必要があるかもしれません。

 今回は、お金ということをテーマに書いてくれましたが、経済的な価値観というとらえ方をした方が深い意見を書くことができたのではないかと思います。経済的な豊かさだけを求める傾向があるけれど、本当に大切なのは心の豊かさのはず。経済的な豊かさを求めるがあまり仕事に追われ、日々の生活を楽しむことができなくなったら本末転倒ですね。

   

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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