国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   長所と長所   あとえ

 最近、アナログ時計を買った。アナログ時計は、パッと見ただけでは、詳しい時間がよく分からない。しかし、デジタル時計は、パッと見た瞬間に、秒数まですぐ分かる。私は、アナログ時計を買って、デジタルの便利さを知った。 
 確かに、デジタルは便利だ。しかし私は、デジタル、アナログとが協力し合うようなバランスの良い生き方をしたいと思う。そのために、デジタルとアナログの長所をお互いにのばす必要がある。
 その方法として第一に、長所を見つけるというということだ。長所をみつけるには、色々な方法があって、自分で「あっ自分これが得意かも。」と自分で見つけるときもあれば、人に言われて始めて気が付くときもある。私は、昔から「自分はだめだ」と暗く考える所があって、自分の短所しか見つけれない。だから、スポーツがよくできたり、裁縫が上手かったり、漢字がよくできる子がとてもうらやましかった。賞状なんて、もらったことなんかなかったし、何でも並だったので何かに抜擢されるという経験もなかった。いつか、そんな自分が嫌で、母にグチをこぼしたことがある。私はてっきり「そんなこというなら、自分でなんか長所作ればいいのに。」とか「これから、がんばり。」という返事が返ってくると思っていた。しかし、「何言よん。あんた、良い長所持っとんで。」と意外な返事が返ってきて、私はとても驚いた。私は、このとき始めて自分の長所に気が付いた。それからは、自分に少し自信ができて、長所をもっとのばすことが出来た。だから、私は、まず自分の長所を見つけることが、長所をのばす方法だと思う。
 第二には、自分の長所をもっと好きになることだ。レントゲンという人の伝記を読んだ。レントゲンは、X線を発見した人で、今の医学には切っても切れない関係である。レントゲンという人は、研究をしたい、勉強をしたい、人の役に立つような発見をしたいという考えを持った人で、そこが長所でもあった。私は、レントゲンが成功したのは、自分のそう言う考えを大切にし、そういう自分が好きだったからだと思う。私も、自分の長所を好きになればなるほど、どんどん上達していくような感じがした。長所をのばすのが、楽しくも感じた。だから、私は長所をのばすためには、長所を好きになることが必要だと思う。
 「短所をなくすいちばんよい方法は、今ある長所をのばすことである。」という名言がある。デジタルにも、アナログにも、それぞれ長所があり、短所がある。私は、それぞれの良さが組み合わさったとき、もっといいものがつくられると思う。そのためには、それぞれの長所をもっとのばして、それぞれが、得意科目を作るべきだと思う。私は、これからは、色々な物の長所をのばして、お互いに協力し合えるような、バランスの良い生き方をしたい。

   講評   koni


 第一段落の身近な実例がとてもいいですね。携帯電話の普及で時計の売上がかなり落ち込んでいるそうです。どうしたら、時計を持つようになるのか、何をつけたらいいのか、試行錯誤中というテレビ番組の特集を最近みました。どうだろう? 確かに、携帯があれば、時計はいらないかもしれない。でも、おしゃれな時計だったらいいなぁ、と思った私でした。話を戻して、時計の話から生き方に結び付けて書くことができましたね。
 第二段落の方法と体験実例がしっかり書けましたね。どんな人でも必ず長所はあるんだけど、自分の長所を見つけることが難しいというか、見つけたらいけないような気がする時期が若い頃にあるような気がします。
 長所をみつけることという方法なので、第一段落のところでアナログ時計の長所を一言書いておくといいですね。
 第三段落の伝記実例は素晴らしい実例が書けましたね。由希子ちゃんは伝記実例が得意だね。レントゲンの伝記も読んだのかな?
 第四段落では名言の引用して生き方の主題でまとめることができましたね。

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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