創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

昨日2126 今日389 合計7387
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   いたずらにも愛を   海亀航

 僕はいたずらをするのが好きだ。僕と友達は毎日のように新しいいたずらを考えては実行している。この前は、二人で松の葉っぱを採ってきて、他の友達の靴のつま先にいれておいた。つま先の方は見えないので案の定、その友達は何も知らず靴をはいてしまった。松のとがった葉が足にささり友達は痛がっていた。僕達はすかさず謝った。友達は本当に痛そうで、謝らないとその友達がもっと気を悪くするし、笑いではすまされなくなってしまうからだ。
 他にもこんないたずらをした。友達が他の友達を呼ぶ。そして教室の中に入るようにしむける。そこでその友達が下を向くようにしむける。その友達がドアを開ける。そこでドアの間にはさんであった上履きが落ちる。そして当たる。誰でも知っている定番のいたずらだが、僕と友達の連係プレーによりだいたいの人がひっかかる。ひっかかってもみんなが楽しそうだといたずらをやっていてよかったと感じる。もちろん僕達も、いたずらをすることがよいことだとは思っていない。だけど、友達との間に親近感がわいたり、その場が明るくなったりするようないたずらだったら、許されると思っている。
 先日、学校でこんな事件があった。朝いつものように登校すると、学校の二階の窓ガラスが割れているのが見えた。最初は割れたのは一枚だと思っていたら下の階の窓ガラスも割れていた。僕は驚き、大急ぎで学校の中に入って、割れたところの廊下を見た。石が四つぐらい転がっていた。こぶし一つ分位の大きさだ。先生達が「危ないから近くに寄らないように」と、僕達に声をかけた。その後先生に聞いたところ、全部で十二枚も割れていたらしい。山梨県内ではもう一つの学校が、同じ晩に同じように割られていたことを聞いた。僕の通っている学校とその学校は遠いところにあるので、一晩に両方を割ったのだとしたら小学生では無理かもしれない。僕は、学校にどんなうらみがあるのだろうとこわくなった。
 人間にとっていたずらとは、やってはいけないことではないと僕は思う。でも、今回学校でおこったようないたずらは悪い!どうしてこんないたずらをしたのかはわからないけれど、ガラスを割られた僕達の気持ちを考えてほしい。それに片づけやお金のことなど迷惑がかかっている。僕は、これからもいたずらを続けるだろう。だけど、その時大事なのは人の気持ちを考えるということで、みんなが楽しくなるいたずらをやっていこうと思う。

   講評   ima

題名に工夫がみられ、内容を想像してみたくなりますね。
<☆キーワード>も上手にいれることができました。「よう」という<☆キーワード>がたとえの「まるで〜のよう」で使えるようになると、完璧ですね。
いたずらの体験から自分の学校に起こった事件をうまく組み合わせて、内容の深い文章に
なりました。「人間にとって」のまとめ方も、いたずらについて、自分の意見をはっきりさせ、楽しい仕上がりになっていますね。
自分の学校のまどガラスを割られるというのは、とてもいやな気持ちでしょうね。
世の中のどんな事件も相手の気持ちを考えられないから起こるのだと思います。子供のころからの小さな積み重ねが大事なのですね。

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

作文教室受講案内   無料体験学習   作文講師資格 
Online作文教室 言葉の森  「特定商取引に関する法律」に基づく表示」  「プライバシーポリシー」 
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)