創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   文庫本!ごめんなさい!   PINPA


 本を読むことにはもっと別の利益がある。それは、いくらわれわれが苦労しても、自分自身では経験することのできない経験、それを教えられることである。何かそれぞれに好きな書物を、とじ糸が三度も切れるほど愛読したい物である。
 みんなは何度も何度も読みたい本ってありますか?私は14匹のねずみの家族のお話のシリーズが好きだ。
なぜなら、それぞれの季節にあった自然が体が小さくなって見られるからだ。それに、このお話で出てくる食べ物は自然の物がたくさんあるのでくいしんぼうの私は思わず作って食べてみたいなーと思う。
 それでは、字が小さい文庫本ではどうだろう?何度も何度も読みたい本はありますか?うーーん、ないなー。結果はありません。なぜ、絵本では何度も読みたい本があるのに文庫本になるとなくなるのだろう。
 私の予想では題名で本の内容を決め付けてしまうからだと思う。しかし、これだけではないだろう。それでは、今度は私自身の4つの反省を考えようと思う。みんなも私と照らし合わせながら考えてほしい。
 私は、本を読むと言うとだいだい買うより町の図書館で本を借りる方が多い。本屋さんもそうだが図書館に置いてある文庫本は題名が見えるようにたてにたくさんの本が本棚に立ててある。すると、本棚から本を出さない限り本の表紙や中身は見えない。だから、私は本の題名を見るだけで
「あー、この本はおもしろくないな。」
と勝手に自分で判断しているのだ。これは、よくないことだ。このようなことばかりしていると私は読む本がなくなってくるだろう。
 私は、字の小さい本よりもちろん絵のいっぱい書かれた字の大きい本が好きだ。みんなの中にも私と同じような人もいるし、文庫本のような本のほうが好きだという人もいるだろう。
次は、何度も読みたい本が見つからない第2の理由だ。このように、絵がたくさん書かれた本などが好きだという人はみんなきっとおもしろそうな本が好きだろう。だから、そのような本ばかり読もうとすると他の本が読まなくなってしまう。
 3つ目の理由。1回1回の本を読む時間が少ないということだ。1回1回の本を読む時間が少ないと次はどうなるのかな『早く読みたいなー。早く読みたいなー。』という気持ちがなくなってしまう。すると、どんなお話だったか覚えているけどなんとなくとなってしまうのだ。1回1回読む本の量が少ないとまた、次に違う本を読むまでの日数が長くなってしまうのだ。これはいけないことだ。
 そして4つ目。これが最大の理由だろう。自分から本を読まないということだ。私の場合、母に
「本は読みなさいよ。」
と言われるからだろう。自分から本を読もうと言う気があれば人に言われずに本を読むだろう。私は、小さい時は自分から本を読むことは多かった。しかし、今は忙しいのもあるが小さかった時より図書館に行く回数まで少なくなった。
 私はこの4つの反省ごとを守れば前のように図書館に行く回数も少しずつだが増えていくだろうと思う。絵の書かれた絵本はダメだといっているのではない。絵本も読んでもいいが文庫本も読もうと思う。そして、自分の1日に本の時間を作ることは大事だと思う。それに、本もいろいろな角度から見ると自分で本を選ぶこともおもしろそうだ。まるで、探偵ごっこのようだ。私はこの機会を通して自分から手にとって本を読むことが大切だと言うことが分かった。

   講評   mako

 今は本を読まなくてもいろいろなところから情報がもらえるのでよけいに読書のチャンスが減っているのかもしれないですね。
 何度も読みたくなるような本と出会えない理由を考えて四つあげているのはすごい。たしかにあまり興味がもてないことを無理にやろうと思うのは、なかなかたいへんです。好きなことややろうと思う意欲(いよく)があるものは、自然に少しの時間もおしまないで有効(ゆうこう)に使おうとするのですが(^^ゞ
 読書について言えば、PINPAちゃんのように多少無理をしてでも心がけるようにしたほうがいいなと思います。なぜなら読書の習慣が身についていないと、読書の楽しさやおもしろさを感じることができないまま過ぎていってしまうと思うからです。読書の喜びは、ちょっとつまんだだけではわかりにくいところがあるのです。それではやっぱりもったいない。
 みんな本を読まなくなったといわれながら、本がまったく世の中からなくなってしまうということもなさそうですね。それは、やっぱり読書でしか味わえない良さがあるからではないでしょうか。
 私は特別本が好きということもないですが、何でも興味のあることがらに関する本は、ぜひ読みたいなと思います。例えば、音楽関係の本です。好きな作曲家や演奏家のものなどです。

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