国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   今と昔の違い   ルル

 私の家の周りを見渡して見ると、一番最初に目に入るのは大きなマンションである。今まであった山もマンションを作るために取り壊されてしまった・・・。だから今私の周りにある自然は少ない。
みなさんが良く知っている、童話「ももたろう」の書き出しは、おじいさんは耶麻へ芝刈りに・・・おばあさんは川へ洗濯に・・・である。この書き出しを見ると、この「ももたろう」の世界には、まるで、おさかな天国ならぬ、お緑天国と言う感じである。では今度は、あの大人気の漫画「鉄腕アトム」これは未来の話だけに緑や林、森などもない。さらに、今はマンション、たくさんの都市開発など、自然の居場所はどんどん無くなって来ている。そして人間はこの地球では人間に出来ないものは無いとまた新たな取り組みを開始している。
ほんとうにそうなのか・・・人間は本当に自然を知り尽くしているのであろうか・・・いやそれは違う。いままでもそしてこれからも人間は自然にはとうてい敵わない。だってもしかなっていたのならなら、地震などはもうとうに解決しているはずだ。
 今の自然は昔からみれば限りなく少なく、また過去からみればとても多いだろう。それは、人間の考え方の違いであると同時に、人間の自然に対するおもいでもあるのだろう。

   講評   nara

 「おさかな天国ならぬお緑天国」こういうフレーズはおもしろい。昔話を読むと、いかに日本が自然豊かな国で、人々は自然からいろいろなものを受け取りながら生活していたかがよくわかる。今や、川で洗濯をしている人は……かなり少ないものね。
 あと、500年くらい先に地球が存在していて、日本という国があるとしたら、その時代に読まれる「昔話」はどういう内容だろう……この発想はいいね。一度手放しそうになった自然を取り戻しているか、それとも、ますます自然から遠ざかった風景の中で、人が生活しているか。興味深いところだ。
 「本当にそうなのか」の段落がいい。人間は、自然をコントロールし管理できると思っているところがあるけれど、それはおごりだろうな。確かに、ルルさんが指摘したとおり、コントロールできない自然の力を、私たちはまざまざと見せつけられているものね。人間は、もっと謙虚にならねばならないのだろうなぁ。
 最後の段落「過去からみれば」は少しわかりにくい。意味としては、「数百年後の人が、今の時代を振り返るのであれば」ということだね。「過去」の使い方をもう一工夫。
 【題材】のキーワードが抜けていたね。「前に聞いた話だが」や「インターネットで調べたところ」などを加えられるといいな。

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