低学年から学力の基礎を作る
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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森林や、自然とともに生きる ミュウ
日本人は、昔話の「おじいさんは山へ柴刈りに、おばあさんは川へ洗濯に・・・・・」という書き出しからも分かるように、古くから里山とともに生きてきたが、現在私たちの生活のさまざまな面で利用されるような場所はなくなりかけている。つまり、もう、私たちの住んでいる近くには、小川など、きれいな水が流れている川はあまりないのだ。だから、私は、私たちの近くには、「里山」と呼べる森林はないのだと思う。その理由は二つある。その理由の第一に、このようにしてしまったのは、全て人間なのだからだ。人間たちが勝手に自然を壊してしまい、森林伐採をしていき、環境が悪くなっていってしまったのだ。山や川をコンクリートで固め、木などがどんどんなくなっているのも、それと同じことなのだ。
そして、第二は学校でしていたことなのだが、私の小学校では、「総合学習」(総合的な学習の時間)で、環境のことを調べた人がいた(『戦争』、『差別』、『平和』、『環境』のどれかを調べた)。その人たちの環境についての発表を聞いて知ったのだが、外国では、島が少し沈んでいる所もあるらしい。それは、森林伐採を人間たちがし、そのためCO2が増えてしまい、気温が上がって、海の海面の高さが上がって、島が少し沈んでしまったのだそうだ。森林伐採をすると、森林らしい森林は、もうなくなりかけているのだ。このことから、やはり、「里山」というものは、ここから消えかけていることが分かる。
人間が、自然を変えるということは、自分たちの環境に合わせてコントロールできるということと同じようなことだと思う。しかし、私は、コントロールできないのだと思う。それは、環境が悪くなってしまって、コントロールできるのなら、とっくにやって、環境が良くなっているはずだからだ。環境がよいということは、人間たちにとって、とても大切なものであり、欠かせないものだ。今のうちに自然の力を見直したり、認めることが大切なのだ。このまま森林や自然たちと共に生きていくことができなかったら、そのうち、しっぺ返しが来てしまうだろう。そうなってしまう前に、「環境を守る」という活動を、もっともっと広めていってほしい。
講評 nara
毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘
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