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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   言葉の影響力   たぬき

 スポーツなどの専門分野では、特別の言葉がよく使われる。例えばスキーの「前傾」、踊りの「腰を入れる」などというものだ。「これが前傾ということなのか」と分からないと、これらの言葉に従って体を動かすことは出来ない。失敗はどういうわけか失敗する。「失敗してしまうかもしれない」と思っていると本当に失敗してしまう。「失敗」という言葉のために以前以上に失敗してしまうことは人間の特徴でもある。
 言葉が行動にプラスの影響を与える面がある。例えば、サッカーの練習のとき。コーチに教えてもらう言葉のなかに「キックする時はひざから下だけを動かせ」や「強いボールをけりたい時には嫌いな人をボールにたとえてみろ」(笑い)など。このアドバイスだけでポイントは伝わるので、そういう言葉の生かし方は大切だ。このようなアドバイスは分かりやすく、面白い言葉も含んでいるから行動にプラスの影響をとても与えると思う。
 しかし、言葉が逆にプレッシャーを与えるときもある。失敗したらどうしようと思って失敗するなどだ。サッカーの試合も「今日は調子がよくないなー」と思っていたら、どんどん失敗していく。そしてあせってしまい「次シュートミスしたらどうしよう・・」と思っていると本当に失敗してしまう。こういうことはよくあることだ。自分自身の言葉が行動にブレーキをかけてしまっている。期末テストでこの問題を解ければ満点だという状況になったとする。「まぁこの問題を解けなくても97点か」と思うのと「これが出来なければ満点を逃す」と思っているのとでは全然違う。プレッシャーをかけて行動に影響があるのより気楽にいった方が問題を解けるかもしれない。昔話の「桃太郎」も鬼の強さを犬やサルにいわなかったからついてきてくれたのだと思う。鬼はとてつもなく強いと言っていればみんなついてこなかっただろう。言葉の影響力だ。
 確かに言葉には行動に影響をもたらす力がある。しかし、一番大事なことは言葉を実感して現実的にしていくことだと思う。「短所をなくすいちばんよい方法は、今ある長所を伸ばしていくことである」という名言があるとおり言葉のプラス面を大事にしていけば現実的になっていくと思う。

   講評   jun


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