国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   マンゴー味のキャンディー   ラブリー

   マンゴー味のキャンディー
 「あっ!これマンゴーだ!」
私は、ある店で色々な味の入っているミックスキャンディーを買った。私がなめたこのマンゴー味のキャンディーも、ミックスキャンディーに入っていた。
 全てなめ終わったあとに、私が1番気に入っていたこのマンゴーキャンディーをまた買った。
「さ、マンゴーキャンディーが食べられるぞー!」
「ん?これそんなにおいしい?」
「おいしいよー。私1番気に入ってるんだから。」
そして私もなめた。
「ん??」
私は自分の味覚を疑った。まるで、薬のような味がする。おかしい。私が気に入っていたのはこのマンゴーキャンディーのはずなのに。
「これ、私がこの前食べたのと違う!」
「だって汐花ちゃんが食べたのはマンゴーでしょ?」
お母さんが不思議そうにたずねた。
「え・・・、でも・・・、これじゃない!」
「じゃあ、何味を食べたの?」
これは、いまだに解決していない。同じ会社の同じメーカーのものなのに。私はたぶん、ミックスキャンディーを作った人と、マンゴーキャンディーを作った人が違ったのだと思う。それか、どちらかを作った人がうっかり量を間違えてしまったか。たぶんありえないと思うが、あのマンゴーキャンディーはまずくて、今でも2つしか減っていない。
 私は、マンゴーキャンディーを食べて同じ物でも違った味の感じ方をすることがわかった。ミックスキャンディーを食べた時はお腹がすいていて、まずいはずのマンゴーキャンディーがおいしく感じたのかもしれない。でも、ミックスキャンディーの中に入っていたマンゴーの味のキャンディーはなんだったのか?

   講評   nara

 う〜ん、まぼろしのマンゴーキャンディー。手作りのものであれば、いざ知らず、買ってきたものでこれほど感じ方が違うとすれば、何か原因があるはずだけれど……。それがわからないから、「なんだったのか???」と疑問がふくらむばかりだね。
 確かに、体調や心境の違いで、味わいが変わってくることはあるね。しかし、状況からすると、それも当てはまらないようだ。何だか、初めに食べて「おいしい!」と思った気持ちが、損をしたようなだまされたような、納得いかない気分になっただろうなぁ。
 こういう題材だと、どういう展開にして、どうしめくくるかが、意外に迷うところだね。まじめな感じでまとめてもいいけれど、「なぜ、こんなにも味が違う!!」というところを強調して、そのわけを物語ふうにしたり、ユーモアをたっぷり混ぜこんでみてもおもしろそう。ありえないことを、あたかもそうだったかのように書いてもいいかもね。
 まぼろしのマンゴーキャンディー、また巡り会いたくても、なかなか買おうという気にはならないだろうなぁ。
 「ん?これそんなにおいしい?」→「?」や「!」の後は、1マス空けるときれい。ただし、直後が閉じカッコの場合は空けない。

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