低学年から学力の基礎を作る
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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思い込み A.L
「また、失敗するかもしれない」と思うと、本当に失敗してしまう。これとは反対に、成功する人は成功を重ね「失敗する気がしない」と自信満々だ。どうしたら成功するかは、本人にも自覚されていないが、以前に成功した経験があると、そのときの脳のはたらきがひとりでに進行して、成功を重ねることになる。
後漢の班超は決死の覚悟で、成功させた人物だ。班超は、匈奴征伐の功績によりゼン善国(今の楼蘭辺り)への使者に選ばれた。ゼン善についてみると、国王と匈奴の使節が密議を重ねているという情報を得た。そこで班超は、「虎穴に入らずんば虎子を得ず。」と、いいわずか数名の部下とともに匈奴のテントを襲い、130名余りを皆殺しにした。これは、班超の決死の覚悟と、「漢の命運がかかっているから、絶対に成功させなければならない。」という気持ちから成功したものだと思う。
逆に、言葉による思い込みで失敗することがある。4月の体力テストの時のことだ。50mで、僕はスタートで出遅れるのではないかと思っていた。なぜなら、靴の滑り止めがほとんどなくなっていたのと、もともとスタートは得意でなかったからだ。案の定、スタートで滑り、タイムがあまりよくなかった。
このように、決死の覚悟や不安などで結果は大きく左右される。大事なのは、「成功させるぞ」という意気込みや、成功した実例をつくり自信をつけることである。
講評 kira
ALくん。やっと作文が読めます。何回も送信させてごめんなさいね。中国の漢字には悩まされます。(もともと漢字はメイドイン中国ですよね)
さて、12月1週は進級テストだったので、なんとか字数的にがんばってほしかったのですが・・・。実例の探求で力を使い果たしてしまったかな?
実例は適切なものが挙げられています。まず「意見」を明記しておいてから、実例に入るようにしましょうね。くどい書き方になっても、です。
第三段落では身近な体験実例が挙げられていて、すばらしい。こういうところこそ、力を入れてドキュメントタッチで書き進めてほしいんです。出来事をくわしく、です。
最後の段落。「総合化のまとめ」であることをはっきり出していきましょう。「確かに」というキーワードを落とさずに、再び第二段落第三段落の意見を併記した上で、さらに上の意見でくくりましょう。「根気よく」ね。
書いてある内容は、明快で直すところがありません。
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しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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