低学年から学力の基礎を作る
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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1っこ!2こ!さんこ〜ん!! GTO
多種多様の現代社会では情報があふれている。今ではインターネットを通じて、過去では考えられない量の情報が、瞬時に手に入る時代になっている。情報量の増大は、意思決定を単純化するであろうか。事態はそれほど簡単ではない。情報があればあるほど、我々の事実認識があいまいになり、相対的な問題解決能力を喪失するということである。
情報量の増大は、意思決定を単純化するであろうか。まず、情報システムの複雑化、ネットワークの錯綜化の進行によって、情報スラックが増大する。結果として真の情報がよりあいまいになる。さらに情報操作というやっかいなものが存在する。情報操作は、国家による情報統制のみならず、株の仕手戦、商品広告、あるいは個人レベルでの学歴詐称など、ありとあらゆるレベルで行なわれている
そのなかで一つのものを選ぶというのはたいへんなことだ。同じような物でも色が違ったり形が違ったり…どれを選んでいいかわからなくなってしまう。本当に良い物はどれなのか?こういう多すぎる情報の中で、人間のとる行動は逆に退化していくことがある。
(一つの例として)車を買うときに気にすることは、値段・大きさ・機能・デザイン・安全性・出力等が一般的に挙げられる。値段や大きさによってさまざまな種類の車が浮かんでくる。現在流行のコンパクトカーは日本や海外の各メーカーから本当に多種にわたっている。そのなかで自分の一台を探すっていうのは至難であろう。しかし日本にはブランドイメージというのが大きくトヨタの車が良いだとか○菱の車が悪いだとかそういうのがある。同じ大きさで同じ出力。トヨタの方が値段が安く。三菱の方が値段が高い。一般人はもちろんトヨタ車を買うのではないだろうか…
こういう多すぎる情報の中で、人間のとる行動は逆に退化していくことがある。一つは、情報をシャットアウトして判断を放棄しまうこと、もうひとつはクチコミのような情報だけに頼ることです。「こんなにたくさんの車種があるからどれが本当にいいかわからないので、値段が安いのにしておこう」「隣の頭文字Dさんと同じのにしよう」というような選び方。 情報の増大に対する対策は、自分なりの視点を確立しておくこと!信頼できるクチコミを提供してくれる友達を作ること!情報機器を活用すること!!知識をつけること…
講評 jun
ずいぶん短い時間で書き上げたと思ったら……。長文中の文章とヒントの文章が入り交じっているような……(笑)。
でも、さすがはGTO君。車の例を挙げることができたね。これはわかりやすい実例。コマーシャルや広告、雑誌など、車に関する情報はあふれているけれど、情報が多いからといって、車選びが楽になるわけではない。情報が多すぎて、かえって情報に翻弄されるということもあるね。そうならないためには、自分なりの情報ソースを開拓することが必要となってくる。今度、先生が車を買うときには、GTO君からの情報を頼りにしようと思っています。よろしくね。
さて、ヒントの池に新しいヒントが追加されていることは知っているかな? 今度書くときには追加されたヒントも参考にしてみてね。ただし、あくまでも「参考」です。ヒントを参考に、自分なりの言葉で書いてみましょう。
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しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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