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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   人の行列   ITI

人の行列
たとえ需要—供給に顕著な不均等があっても、身分や地位にかかわらず先着優先の原則がなければ、だれも列をつくって順番をまとうとはしないだろう。飛行機の国内便に乗るために出発の一時間半くらいも前に空港にいって待機してみたりするとわかるが、そんな早い時間にもチェックイン・カウンターのあたりには、たいてい何人か様子をうかがうようにして立っている人がいる。だれかがカウンターの前に立つと、すぐ後ろに行列ができる。あまり人が少ないと早くから並ぶのもバカバカしくて苦痛だが、その間にもたがいの着順と位置を目で確認していて、だれかが並んだとたんに心配になって並ぶのだろう。僕は、行列は余り良くないとはいえないが、あまり好きなものではない。かなり個人的ではあるがその理由は二つある。
 第一の理由に「待っている間に起こること」が挙げられる。僕は、『待つ』という動作があまり好きでない。例えば、僕は通学する時にバスを使うのだが、並んでいたらいきなり隣の人がタバコを吸い始めたりして、煙を避けたいのだが、避けられない状態になり、臭いタバコの煙をいつもかいでいる。(笑)それに、間が空いていたら、割り込もうとする人、などいつもそのようなことに対して、覚悟を決めてから僕は行列に参加するのである。
 第二の理由に待ち時間が挙げられる。よくディズニーランドなどで、「160待ちの○△が・・・」などよく聞くが、そもそも『並ぶ』ということは、その『並ぶ』目的である『○△』が面白いまたは、それに乗らばければならない。ということなのであるのだろうが、僕自身あまり『並ぶ』ということは嫌いなので、あまり並ばず、真に必要だ、とかこれだけは絶対に・・・。と言うような物にしかあまり並ぶ気にはならない。
 確かに、『並ぶ』ということは、今日の社会において、必要不可欠なものなのであろうが、それに対して、「人が並んでいたら自分も並んでみたい」「僕は絶対並ばない!」といった人たちもいるように、人それぞれ、いわゆる「十人十色」なのである「存在するものには、良いとか悪いとか言う前に、すべてそれなりの理由がある。」という名言があるように、他の人が、何を言おうが、その人の考え方であって、今日の社会の必要不可欠な物として、『並ぶ』ということは存在しているのだから、別に必要不可欠であるといったことはあまり関係がないと僕は思う。

   講評   yuta

この前は、長々とお待たせしたあげくパソコンが復活しなくてごめんなさい。『私に漫画「ドラえもん」』の「現代科学への過信」を思い出しました。
 第一段落の三文ぬきがきは要約できたらやってみよう。その後の書き出しの意見は、もっとはっきりと示したほうがいいね。「行列は悪いと言い切れないが、ぼくは好きではない」などというようにね。
 第二段落の体験実例はとてもいいね。バス停に並ぶのも気が抜けないよね。好むと好まざるとに関わらず行列をしないと乗れないし、行列を乱したら仲間からはずす、って感じで、暗黙のルールに縛られているんだよね。
 第三段落もいいね。電話でもディズニーランドの話が出たけど、自分の考えを入れながらうまくまとめたね。「データ」ですが、「待ち時間」で検索していたら「遊園地の目指す乗りもの待ちの限界時間・28分40秒」(シチズン)というのがありました。
 結びの意見は、書き出しの意見に戻るとまとまるよ。そのためにも書き出しでしっかりと意見を述べておくことが大切だね。今回も名言の引用がうまい!
   

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