創造と発表の新しい学力
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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なじんだ言葉 いより
方言で「つるべ」のことをツブレ、「ちゃがま」のことをチャマガ、「つごもり」のことをツモゴリと言う所がある。「世話」も、世間話、世のうわさの意から、今の「世話になる」 「世話をかける」 「世話をする」の用法が生まれた。結局、言葉は名人の言語意識によって動いていくようである。僕はなじんでいる言葉を使ったほうがいいと思う。
その理由として第一にデータで日本人の朝食は、パン三十一%ご飯五十一%である。つまり日本人の生活習慣が変わりつつあるのだ。最近の言葉ではパソコンのカタカナの入った難しい言葉や、英語の混じった日本語などが目立つ。
第二に言葉を物体にピッタリ当てはめるのは駄目だからである。長文の例のように混乱してしまうからだ。
確かになじまない難しい言葉を使うのもたまにはいいが、しかしなじんでいる略している言葉なども元にもどして言っていると、とても長くなる。たとえばパソコンをパーソナルコンピューターケイタイを携帯電話などと言う風に長く話すことになってしまうのである。
講評 sugi
三文抜き書きが、きちんとできるようになったし、キーワードを全部入れられるようになったね。入れ方も少しずつ慣れてきた。
ここまでできるようになったら、あとは繰り返し練習していこう。曜日を決めて必ず自習をすること、電話の前にある程度書く内容を考えておくこと。これを守れば、作品のレベルもどんどん上がっていくよ!
第一の理由、データをちゃんと入れて書けたね。ところで、「日本人の生活習慣が変わりつつあるからだ。」というのは、「なじんだ言葉を使うほうがよい。」という意見の理由になっているかな? むしろ「言葉は生活習慣に合わせて変わっていくほうがよい。」という方向へ行ってしまいそう。ここはもう少し検討の余地がありそうだよ。
第二の理由はこれでいいよ。変わっていくモノに合わせて、言葉までどんどん変化すると、激しく混乱してしまいそうだものね。「ピッタリ当てはめるのは駄目」を、くわしく説明してもいいよ。長文の例も具体的に書けば、もっとはっきりするね。
名人の言語意識によって → 各人の言語意識によって
★この入力ミスは意味が変わってしまうよ。
「名人」ではなく「普通の人々」の言語意識だね。
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