国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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高校1・2・3年生
自分の存在 ペライア
宇宙飛行士は、皆宇宙で私という個体意識が一気にとり払われてしまうような体験をしている。シュワイカートは宇宙船のカメラ故障によって訪れてしまった静寂によって、「今、ここにいるのは『私』であり、『私』でなく全ての生きとし生ける者としての『我々』なのだ。」と確信する。つまり、私故人としての自分勝手なところから、自分達が1つになって生きるというグループ意識へかえて行かなければいけないのだ。
自分の利益を尊重することは大切である。これは、人間には絶対に沸いてくる気持ちである。それに、これがあるからこそ上を目指していけるのだ。バスケット等のスポーツでもそうである。自分が相手より強くなろうとするから互いに上達していくのだ。ただし、あまりにも自分の利益ばかり考えてしまうと鈴木○男君のようになってしまうかもしれない(笑)。
しかし、自分の利益ではなく全体としての利益も考えていく必要がある。スポーツでは野球など団体でするものが多い。そのようなものでは、ただ自分だけが強ければ良いのではなくてチーム全体としてのまとまりが必要とされる。昔話でもある。桃太郎の話では、桃太郎はただ自分が救われたいから行ったのではなく村全体のことを考えて鬼退治に行ったのだろう。このように、グループのまとまりとしての利益を尊重することも大切である。
確かに、自分の利益を尊重するのもグループとしての利益を尊重するのも大切である。しかし、「私達の幸福が他の人々の苦労に支えられているものであってはならない」という名言もあるように、一番大切なことはじぶんの自分の利益の追求が他の人々に結びつくような社会を作ることである。
講評 kira
ペライア君、こんにちは。お久しぶりです。元気にクリスマスを迎えたようですね。作文、先ほど到着しました。
まもなく、4週目のお電話をする時間です。
さて、全項目、見事にクリアしました。段落構成も、総合化のまとめも言うことなしですね。20分で書き上げたの? すごいなあ。
文句のつけようがありませんが、欲を言えば第二段落で実体験の紹介がほしいなあ。たとえの表現も。(これは、もちろん「鈴木○男君というみごとな喩えはあるのだけれど(^^ゞ )
昔話のヒーローは、必ずといっていいほど「わが身を捨てる覚悟でみんなのために」戦います。そして、何と言っても圧倒的に強い! 昔話は神話の延長にあるらしいので、ヒーローは神がかってしまうのでしょうね。現代の私たちは生身の人間。弱いし、力もない。しかし、今こそ「全体のため」の思考がひつようなのかもしれません。
個人の幸せ=全体の幸せ、となるような未来を築いていきたいですね。
さて、あと12.4週を残して今年も終わります。
来年もいっしょにがんばっていきましょう。
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しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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