創造と発表の新しい学力
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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欧米と日本 ルパン
日本と欧米
欧米の人は日本人がはっきりしないと思っているらしい。実際、日本人の会話に多く見られるのは、「うーん。わかんない。いいような気もするし…。」などのあいまいな答えだ。これでは、はっきりしないと思われてもしかたがない。しかし、日本は昔から農耕の国だったことから、はっきり『NO!』と言えないことがあると思う。農業は、一人ではできない。水を引くにしても、収穫にしても誰かの助けが必要だ。そんな環境の中、自分の主張をはっきりすれば、生きていけない可能性だってある。それならば、人の意見を聞き、なんとなく皆と同じにしていればいいという訳だ。それに対し欧米は、狩猟民族だ。人に勝って獲物を仕留めなければ、自分が食べていけない。だから、はっきりものをいうのだと思う。こうした昔ながらの生活の違いが、現在にいたっていると思う。
これは聞いた話なのだが、日本人が欧米に行って『さあ、はっきりと言うぞ。』と思いNO!とはっきり言うと、しばしの沈黙があるそうだ。欧米の人は、ぶっきらぼうだなぁと思うらしい。その理由は、『because』が無いからだ。欧米の人の会話では、NOと言ったあとに必ず『because』がくる。しかし、よほど英会話に長けていない限り、後の会話が続かない。よってニュアンス的には、「私は嫌だよ。でも理由は言わない。」といっていることなのだ。これでは、本当にぶっきらぼうに聞こえる。だから欧米諸国に行くには、それなりの語学力が必要だと思った。
郷に入れば郷に従えというが、言葉はどうしょうもないと思った。
講評 nara
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