総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。 ＡＩ時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。 ▶ 創造発表クラスのご案内

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　　　主張　　　Ａ.Ｌ

　背水の陣で有名な韓信は、積極的に物事を言ったために、用いられるようになった人物だ。韓信ははじめ項梁のもとにいたが、項梁が死んだため項羽に仕えた。しかし、項羽が進言を聞き入れなかったため、項羽のもとを去り劉邦に仕えたが卑しい官を得ただけであった。それから、韓信はある罪に連坐して斬首を言い渡された。一味のものが斬られ、韓信の番がまわってきたときに、「王（劉邦）は天下の大業を成すのを望まれず、なにをむざむざ壮士を斬られるのか。」とたまたま目にはいった夏侯嬰（劉邦の側近）に言った。すると、夏侯嬰は韓信が気に入り罪を許し劉邦に推挙した。すぐには、高いくらいには上がらず脱走したこともあったが、韓信の才能を見抜いていた宰相の推薦もあり韓信は大将の位についた。
　このように、物事をはっきりと言うことは大切だ。しかし、一番大切なことは相手に不快を与えないように、自分の言いたいことを言うことである。

　　　講評　　　kira

　ＡＬくん、こんにちは。得意の中国史の実例で今年最後の作文を飾りました。いい清書になっています。自分の意見を最大の効果で「主張」できるようになりたいものですね。そのためには、相手を納得させるための話術、論法も必要になってくる。だから、作文をがんばろう！　（理路整然でしょう？）
　忙しい冬休み。体調をくずさないようがんばってください。新しい教材も届いたことと思います。新しい年も、ＡＬくんの明快な論理にそうような「具体的な実例」を追求していきましょうね。次のお電話は１月８日になります。元気にお正月をお迎えください。(^o^)丿