創造と発表の新しい学力
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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そろばんでの思い出 エンジェルぷぅ
私は、4年生からそろばん塾に通っている。今では、そろばんは2級、暗算は三級まで持っている。それもみな、三橋先生のおかげだ。けれどもその三橋先生が、そろばん教室を止めてしまうのだ。私は、12月21日に試験を受けた。先生にカツを入れてもらったおかげで合格できた。一級まではいかなかったが、私は、自分の力に自信をつけた。
その三橋先生は、とっても面白い人で、私が合格した時、先生が
「カツをいれてもらってよかっただろ。」
とせんせいがいったので、私の友達が、
「先生もカツをいれないとね。」
と言うと、
「先生にはもうカツは入っています。先生の名前は秀勝です。」
と大真面目な顔をして言ったので、みんな大笑いをしていた。先生も笑っていた。
ある日は、
「先生。昨日妹に馬鹿って言われた。」
と言うと、
「よし。そんなことを言った人をここに連れてこい。よく言った。って言ってやるから。」
と言うのだ。だから、教室内はいつも明るく、笑いが絶えることはなかった。私はそんな三橋先生と、そろばん教室は、大好きだった。家よりも、学校よりも好きだった。
でも先生たちは、47年間続けたこの教室をやめてしまうのだった。理由は、「高齢」だそうだ。12月27日にお別れ会があったが、そろばん教室に向かう私の足は重かった。足だけでなく、気持ちもだ。お別れ会はそれはせい大だった。ビンゴゲームやくじ引きもあった。私たち子どもから色紙をあげたとき、私は先生の目に涙を見た。それはまるで真珠のようだった。別れは辛いけれど、人は必ず別れねばなりません。先生たちは広尾にずっと住んでいるので、いつか遊びに行くと約束して、別れた。私は卒業式。制服を着た晴れ姿を見てもらおうと思っています。三年間ありがとう。心の体に楽しい思い出を…。
講評 kira
ぷぅちゃん、こんにちは。はじめてパソコンから送ってくれましたね。送信の方法は、どうでした? わかりやすかった?
12月の清書は、自由作文にしたのですね。「環境問題」に再挑戦は、おあずけかな? 冬休み(受験だから休みではないかもしれませんが・・・)に、ご両親からたくさんお話を聞かせてもらってくださいね。
そろばんの三橋先生との心温まるお話が書けました。尊敬できて、その先生だからがんばれる、という先生と出会えるのはすばらしいことですね。47年もの長い年月をそろばんの指導に捧げた先生の涙はきっと深い意味があったのでしょう。
ぷぅちゃんは、その先生からたくさんのことを学びましたね。「自分の力に自信をもつ」という大切なことにも気づきました。自信を持って目標を高く掲げてがんばっていきましょう。
今度お電話するのは、1月6日です。新年になります。
元気でお正月をむかえてくださいね。
(注意)作文のなかに「常体」と「敬体」を混ぜないように気をつけましょう。
自習がんばっていますね! (^o^)丿
「今昔物語集」は先生も大好きです。日本の昔話はふしぎで、教訓がかくされていて、おもしろいね。
毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘
自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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