国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   良薬は口に苦し   かず

 私は、2年くらい前に地域のお祭りに家族揃って行った。買い物でいろいろな所をまわっていたら、試食でくさやが置いてあった。私はくさやのことをよくわからなかったので、父と母に、
「これ美味しそうだから食べてみよう。」
と言った。父はどうやら食べたことがあるらしく、
「まあ、食べてみろ。」
と言った。母は、
「まあ、何事も経験。」
と、少しふざけたように言った。私は少しビビリながら、とても小さいのを口に入れた。私はひとかみしたら、たちまち口の中に流していないトイレが出来たようだった。私は途中までは我慢していたが、耐えきれなくなってティッシュペーパーに包みゴミ箱に捨てた。父は案外好きそうだった。母は、
「我慢して食べたけれど、もう一生食べたくない。」
と言っていた。弟は見た目だけで食べなかった。私は数十分間口の中に入った臭いを出したくて、関係の無い話しをどんどん話した。私はいままでで最も私にとっては、嫌いな食べ物ランキングNO.1だった。くさやは名前から腐らせた物だと思っていたが、発酵菌につけ込んだ干物で塩分控え目の栄養分豊かな食べ物らしい。青むろあじ、むろあじ、トビウオなどを原料にしているそうだ。私はあじは好きだけれど、くさやは嫌いだ。もし、家でくさやを作ったらベランダへ走って逃げ込むだろう。
 嫌いな食べ物ランキングNO.2くらいに入っているもの、それは、干し納豆だ。私が干し納豆を初めて口にしたのは、父が仕事で茨城県に行って、おみやげに干し納豆を買ってきてくれたときだ。私は普通の納豆が大好物なので、思い切って3コくらい食べてみた。最初の1秒くらいは何も感じなかったが、だんだんぬるぬるしてきて、味もない賞味期限の切れた納豆のようだった。また臭いも臭かった。しかし、母は、
「味が濃かった。」
と言っていた。私はすぐにゴミ箱にはき出した。
 もし、好物のお寿司が干し納豆やくさやのような臭いがしたら、たぶんきらいになるだろう。食べ物は味も大事だが、臭いも大事ということがわかった。父は昔「ホヤ」が唯一食べられないものだったが、宮城で新鮮なホヤを食べてから大好物になったそうだ。もしかしたら私の嫌いな食べ物も、将来好きになるかもしれない。

   講評   nara


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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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