創造と発表の新しい学力
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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NO!の使い分け ひろりん
たとえば、「見ませんでしたか」。この質問に対して、日本人と欧米人では大きな違いがある。見なかった場合、日本人は話し手の視線にあわせて、「はい」と答える。しかし、欧米人は事実に対して「いいえ」と答える。日本人は、きっぱり「いいえ」と答えると相手を傷つけてしまうかもしれないと無意識に考えて「はい」とやわらかく答えるのだ。欧米人から見てこの日本人の答え方には納得がいかないらしい。
欧米人は日本人の答え方に理解しがたいらしいが、私は日本人の答え方はいいと思う。「いいえ」を小声で言うのもわざと「はい」というのも、相手を思いやっているからやっているからなのだ。欧米人のように「いいえ!」とハッキリ言うのはまるで自分のことが嫌いか、または機嫌が悪いように聞こえてしまう。そう聞こえるのは日本人だけかもしれないが、相手のことを考えて「いいえ」を弱くいったりするような思いやりもあっていいと思う。
しかし、世界ではそんな思いやりは通用しない。世界の大半の人間は欧米人で、日本人なんか1%ぐらいである。しかも欧米人は「NO!」とハッキリ言うことが思いやりだと考えている。ということは、国際社会でやっていくためには、「NO!」ということも必要になってくるだろう。現に、今はアメリカとイラクが戦争になりそうな雰囲気で、もしかしたら日本も一緒に闘わなければならなくなるかもしれない状況である。日本は法律で「戦争はしない」と決めているから、小泉さんははっきり「NO!」と言ってくれた。これが「・・・・・ぃぃぇ・・・・・。」と小声で言っていたら勘違いされて参戦することになっていたかもしれない。「NO!」とハッキリ言うことによって相手に自分の気持ちをちゃんとわかってもらえるし、自分たちもそれによって戦わずにすむ。つまり、ハッキリ言うことで相手にも自分にもどっちにもいいことがあるのだ。
私は、「NO!」とハッキリ言う場面と、「いいえ。」と弱くいう場面の区別をつければいいんじゃないかと思う。「○○をやってくれない?」とただ頼まれた時などは、丁寧に「いいえ。」と弱く答えた方が相手も傷つかない。逆に重大なことを決めるときなどは、「NO!」とハッキリ言ったほうが物事は上手くいく。つまり、場面に応じて日本風の答え方と欧米風の答え方を使い分けするのだ。そういう使い分けはこれからの時代も必要になってくると思うし、自分自身にとっても相手にとってもいいことだから、日本はそういうことを考えなければいけないと思う。
講評 yuka
さあ、冬休み!クリスマスやお正月、楽しい行事が目白押しだね。
体調に気をつけて、十分に楽しんでね。
部活はもう、シーズンオフなのかな。グランドは寒いからねえ〜
忙しそうだけれど、それでも一生懸命毎月末までに課題をやってくれる
その努力と根性には、いつも感動しています。本当に。
体調に気をつけて、よい年明けを迎えてねー!!
毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘
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しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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