国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   心を伝える   ベッカム

 「いいえ」をはっきり言い、自分の意見を伝えることは大切だ。中途半端な答え方をしたばかりに、話が思わぬ方向に進んでしまうこともある。何かの勧誘の電話なども最初にきっぱりと断ればよいのだが、最初に中途半端な返事をしてしまうとどんどん話が進んでしまう。
 しかし、日本人が「いいえ」をはっきり言わないのは、相手に対する思いやりの気持ちが働くからだ。昔話の桃太郎でも、犬、サル、キジは、桃太郎があまりキビ団子を勧めるので、しかたなくキビ団子をもらい、それだけもらって帰ってしまうのは申し訳ないと思って断りきれずに鬼が島に行ったのだと思う。
 確かに相手にはっきりと答えを言うことも、相手の気持ちを思いやって、中途半端なところで答えを止めておくのも、どちらの方法にも良さがある。しかし一番大切なことは「短いスピーチが長いスピーチよりも難しいのは、言い直しがきかないからである」という名言があるように心をしっかり伝えていくことである。

   講評   nara

 シンプルにまとめたね。「しかし……」以降の話のおもしろさで、この字数でもしっかり読ませる内容になっているよ。昔話を独自に解釈するというのは、いいアイディアだ。「こういうふうに理解されているけれど、こうも読めるのではないか」という視点を変えた読み方をすると、新鮮さも生まれてきそうだね。この読み方は、これからもどんどん展開させていくといいよ。
 2003年もひねりのきいた、おもしろい作文を期待しているよ!

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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