国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   物と心の豊かさ   たぬき

 現代はとても便利になった。最近では携帯電話が普及し、暖房、冷房もどこにでもある。どこかの建物に入れば、夏だったら涼しく、冬だったら暖かく、とてもすごしやすい。さらに、インターネットのおかげで家の中で座っているだけでショッピングをしたり、様々な情報を手に入れたりできる。交通もすごく発達して、昔に比べてとても便利になったと思う。
 確かにものが豊かであることは大事なことだ。今の季節は暖房が家になかったら寒いし、夏に冷蔵庫がなければ、物がすぐ腐ってしまう。携帯電話も人に伝えたい事や急ぎの用事を報告するなどとても生活の中で活躍している。幸福に快適に生活するために、冷暖房、冷蔵庫、テレビ(?)・・などの物は必要不可欠なものである。(第一の意見)
 しかし物が豊かなだけではだめだ。心も豊かでないといけない。昔話の「桃太郎」で、鬼は強いからといって豊かで贅沢な暮らしをしていた。でも、その鬼から村を救おうとした桃太郎や、犬、猿、きじの方が豊かで立派な心を持っている。自分の伝えたいことを人に伝える時に携帯電話を使う。でもメールで送ると自分の字ではなくコンピューターの字で送られてしまう。手紙だと自分の字で伝えたいことが相手によく伝わるし、心が豊かな気がする。
 物の豊かさも心の豊かさも大事だが一番大事なことはこの二つの豊かさを融合させることだ。例えば「足の不自由な人のためにこの建物にはエレベーターを設置しよう」などだ。「自分の心のうちにもっていないものは何一つじぶんの財産ではない」という名言があるとおり心の豊かさと物の豊かさを両立すべきだ。

   講評   jun

 物の豊かさと心の豊かさについて深く考えてまとめることができました。第一段落の状況説明もわかりやすいです。
 第二段落は、物が豊かであることの良さについて考えることができたね。物が豊かであることは、幸福に快適に生活するための一つの条件であるとも言えます。ここに具体的なたぬき君自身の体験実例を挙げてみましょう。
 第三段落は、心の豊かさに関する意見を書くことができました。昔話の実例も挙げられたね。鬼が島の鬼たちは物質的には豊かだったかもしれませんが、心までは満たされていなかったのでしょう(笑)。いくら物質的に恵まれていても心が満たされていなければ本当の幸福とは言えませんね。
 総合化の主題は「融合」という言葉で示されていますが、いい実例も挙げられているので、この「融合」についてもっとくわしく説明できるとすばらしい結びになったと思いますよ。

                        

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