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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   一番偉いもの(題名の工夫)   あとえ

 (書き出しの工夫)「地球で一番偉いのはなんだと思う?」そんな質問をされたことがある。私は「もちろん人間だ。」と答えた。なぜなら、人間は、畑を耕し、道を整え、自然界をも支配しているからだ。私は、自然界をも支配する人間は、本当に強くて賢くて、尊敬できるものだと思う。
確かに、畑も機械も人間がつくりだしたものに違いない。しかし、それの原料となっているものは、大地であり、水の恵みであり、自然が私たちに与えてくれたものだ。私は、そのことを忘れないようにし、自然に感謝して自然に優しい人間になりたいと思う。
 その方法として第一に、自然の恵みについて学ぶことだ。私たちは今、理科の授業で自然の恵みについて学んでいる。私は、今まであやふやにしていた自然の働きについて、ちゃんと学べる機会ができてうれしく思った。地球には、化石燃料というのがあって、昔の生物の遺骸でできているらしい。化石燃料は、私たちの生活になくてはならないもので、私たちのまわりのものほとんどに含まれている。しかし、やはり化石燃料も有限で、あと少しで使い果たしてしまうらしい。そこで、先生が「今、私たちはどうするべきでしょうか。」という質問をされた。私は、「自分が生きている時になくならなければどうでもいいや。」と思っていた。しかし、先生が「そういう考えを持った人がたくさんいて、無駄づかいするせいで、こんなにも早く燃料が底についたのよ。」とおっしゃったことでハッと気が付いた。せっかく自然が私たちのために、作ってくれた燃料を、軽い気持ちで無駄づかいしては失礼に値する。そんなことでは、自然に優しくなんてできない。しかし、私は、自然について学ぶことで、その間違えに気が付いたので、これからは自然に優しくできると思う。私は、この経験から、自然について学ぶことで、自然に優しくできるのだということが分かった。
 第二には、自然に触れて、自然のよさを知ることだ。私は、ファーブル昆虫記という伝記を読んだことがある。ファーブル昆虫記にでてくるファーブルさんは、幼い時から、自然に触れて暮らしてきた、自然が大好きな少年だった。学生時代、彼は休み時間になると、友達と遊ばずに、運動場に出ていっては虫の観察をせっせとしていた。その熱心さは、大人になっても続いていて、ずっと昆虫の観察を続けていた。そんな彼は、自然の良さというものをよく分かっている人で、自然に対しても優しい人だった。私は、この本を読んで、自然に触れることで、自然のよさがわかり、自然に対して優しくなれるのだと分かった。これからは、もっと自然とふれあって、自然の良さを分かろうと思う。それが、自然に優しくする一歩だと思う。
 「花は、誰が見ていなくても咲いている。」という名言がある。私は、自然というものは、誰も知らないところで、動物にも、私たち人間にも色々な恵みを与えてくれているのだと思う。人間が偉いわけでも、動物が偉いわけでもない。私たちを陰ながら支えてくれている自然が一番偉いのである。私たちは、そんな自然の優しさを受け止めて感謝すべきなのだ。だから私は、自然に優しい人間になりたいと思うのだ。

   講評   koni

 
「自然に優しい人間になりたい」という生き方の主題で書くことができましたね。第一段落では身近な話から反対意見の理解をすることができました。

 方法一では知ることの大切さについて書くことができました。私達は無知のために頭では判っていても行動できないことが多々ありますね。どうしてなのか、根本的なことを理解することは大切なことですね。テストで高得点を取ることも勉強のひとつですが、この体験実例のようなことも生きた勉強と言えるのでしょうね。

 方法二ではファーブルの伝記実例を挙げることができましたね。自然は優しくもあり、厳しくもあるそうです。自然に優しくしてもらおうと思ったら、私達が自然に優しくしてあげないといけませんね。

 第四段落では名言の引用をして生き方の主題でまとめることができましたね。素晴らしい意見文にしあがりました。

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