低学年から学力の基礎を作る
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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理解するということ ハッピー
ソクラテスは、自分の仕事は人間が正しい理解を「生み出す」手伝いをすることだ、と思っていた。哲学を天から地上へともたらし、都市や家に住まわせ、人間に人生と習慣、善と悪について考えるようにしむけたと言っている。自分は人生や世界について知らない、とはっきり自覚していた。彼は思い込みが強くてかたくなでもなかったし、どうでもいいと思ってもいなかった。(要約)
「あれ!?これってこうだったのぉ〜!ショック……。」
これは、前の話だが私がわかったと思っていた漢字が間違えていた所があり、とてもショックとビックリが混ざったような気持ちになったことがある。その漢字は、準備の『備』という字である。どこかというと、拡大すると『用』の所だ。私は、間違ってこの所を横棒一本、縦棒二本にしていたのである。いかにも見落としてしまうミスだ。けれど、この間違えを知って、それからは、
「ここは、用事の『用』ってすれば良いんだよね。」
と、思い出すようになり、うまく(?)書けるようになったのであった。
もう一つ、
「これで、あっている!」
と、思い込んでいた漢字がある。それは、以外にも『女』という字。この場合は、書き順を違う書き方で書いていた。これを知ったのは、三、四年生の時だったので
「一年生の漢字なのにっ!ああああああ〜……。」
書き順が苦手だったのもあるけれど、やはりまるで心がしぼんでいくような気持ちになったのである。けれど、その時隣の席にいた子が『女』の書き順を
「ほら!忍者の女版ってくのいちっていうじゃん。だから、く、ノ、一の順番で書けばいいんだよ。」
丁寧にわかりやすく教えてくれたおかげで頭に焼き付けられたのである。
私のクラスでものすごく、知ったかぶりの男がいる。その男は、算数の時間にみんながわからなかった式や答えなどの説明をした後に
「そうそう。オレもそう言いたかったんだよ。」
その場ででかい声でそう言うのである。まあ、それを聞いて、みんな笑ってしまうので、
「知ったかぶりー!!」
とか、
「最悪〜。」
などと、本気な悪態をつかれないので、きっとみんな
「絶対嘘だー。だけどおもしろい。」
と、心の底で同じ事を思っているのだろう。
わかったこと。それは、たとえ今まで自分が絶対こうだ!と思っていて間違っていたとしてもそれは、別に悪くはないということ。もし、間違っていたとしても、その間違えを見つけたら、それで自分がなぜ、どこが間違っていたのかということが理解できる。そして、それからは、間違えないようになるのだ。だから、私は、間違えていたとしても、そこでしぼまずに今度は、それを完璧にできるよう心がけたい。
講評 jun
毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘
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しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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