創造と発表の新しい学力
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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ソクラテス 清書 うくほ
わたしは、知恵を手に入れようとは思わないが、いろんなことをすぐにあきらめてしまう。これがどうにかならないのだろうか。例えば、わたしはピアノをやっている。でも普通は、できないところがあると、いっぱい練習するけれど、わたしの場合、少しやっただけで、できないと思ったらすぐにあきらめてしまう。ソクラテスとまったく逆だ。
人生の道は、一つ目は知ったかぶりの道、二つ目はあきらめる道。どっちもなんとなくいやだけど、「あきらめが肝心」ともよくいう。 でも、知ったかぶりをして逆に困るだけだ。
あと、その知ったかぶりをして失敗をしたことがある。
あまり詳しくは覚えていないが、クラスのみんなであるテレビ番組の話をしている時、
「ねえ、○○○○見た?」←友達
「え…、うん見たよ。」←わたし(ここで失敗した。)
「あそこがすっごくおもしろかったよね〜」←友達
「あー、うん。」←わたし(知ったかぶり)
これで、そのあとの話に参加できなかったので、ちょっと残念だし、それを見たのに参加しないからあやしまれた(?)かも…。
母からきいた話では、わたしの祖母に「聞くは一時の恥 聞かぬは一生の恥」と言って、わからないことを人に聞くのはちっとも恥ずかしいことじゃないけど、それを知らないことの方がずっと恥ずかしい。と言われていたそうだ。 たしかにその通りだ。例えば、みんなが知っていることを聞くときはその時だけ恥ずかしいけれど、その意味を知らなくて、
「え〜っ?知らないの〜?」なんて言われるともっと恥ずかしい。
それで、これを読んで返事や話はきちっとしなきゃいけない、知ったかぶりをしたら損をするということもわかった。これからは、質問に答えるときに、本当の事をはっきりと言おうと思った。
講評 kira
詩織ちゃん、こんにちは。はじめての清書もばっちり決まりましたね。感想文を書くときは該当週の長文を読んで
1.要約
2.似たようなエピソードその一
3・似たようなエピソードその二( 聞いた話・調べた話 )
4.体験を通してわかったことのまとめ
のような四段落の文章を書きます。清書のときはそのまま生かしてもいいのだけれど、今回は要約の部分を省いて、詩織ちゃんの意見文としてまとめてもらいました。徐々に慣れていきましょうね。
「知ったかぶり」はなんだか、かたーく固まった人間をつくっていきそうな気がします。知識が広がっていかないよね。勇気を持って、自分の次のステップを作っていきたいね。
ソクラテスの話も、いちど本などで読んでみて、ちゃんとした知識にしておくといいね。人に聞かれたときに、自信を持って言える意見を持つために・・・。
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