国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   ソクラテス   かず

 ここから先、道は二つある。一つは自分と世界をごまかして、知る値打ちのあることはすべて知っているみたいなふりをする道。もう一つは大切な問いには目をつぶって前に進むことをすっかりあきらめるという道だ。でも、ソクラテスは思いこみが強くてかたくなでもなかったし、どうでもいいと思ってもいなかった。
 私はサッカーを習っている。しかし、1年生のころからオフサイドがわからなくて、知ったかぶりをしていた。実は同じ学年の人はみんな知らなかった。なのでみんなさりげなく誰かに聞こうとしていた。もちろん私もだ。5年生の時、6年生がいきなり5年生みんなに、
「お前らオフサイド知ってる?」
と言われた。私はまるで心臓が飛び出しそうなくらいビックリした。5年生は、
「・・・・・・・・・・・・」
と無言になった。6年生は、
「和博お前フォワードやっているからわかるよな。」
と言われた。私はまた心臓が飛び出しそうにビックリした。私は首を横に振った。5年生はみんな知らなかったので、6年生は5年生にオフサイドの意味を教えてくれた。私は、「1年生のときに聞いとけば良かった。」と後悔した。また、私は漢字でまだ「豊」という字を習う前まで「とよ」としか読まないと思っていた。5年生の始めに漢字のドリルが配られて友だちと見ていた。そしたら豊かな・・・と書いてあった。私は自信満々で、
「あっ、とよかな・・・だって」
と言った。その友だちはなんて読むかわからなくて答えを見た。なんと、とよかではなくゆたかだった。友だちはお腹を抱えながら笑った。私も笑ってしまった。
 聞くのは一時のはじ、聞かぬは一生のはじということがわかった。これからは知らないことはほっとかずに聞いたり、調べたりしたい。すべて知っているみたいなふりをするようなことはしたくない。私はソクラテスのようにあきらめない人で、知恵を手にいれるよう努める人になりたい。

   講評   nara


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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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