国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   TIMING!   ミニまろ

“タイミング”。大切なことだ。私はタイミングの大切さをある日起こった事件から知った。
 秋のことだった。
「秋といえばサツマイモだよねぇ。買ってこようかなぁ。」
母はポツリとつぶやきながら買い物のしたくをして、家を出て行った。このことが、後にとんでもない事件を引き起こすとも知らずに……。——数時間後。母が帰ってきた。買い物袋の中には、食べごろのサツマイモがたくさん入っていた。
「じゃあ明日はこれを使って“ちゃきんしぼり”でも作ろうか! そして今夜はサツマイモのお味噌汁!」
母がサツマイモを切っていると、“ピンポ〜ン♪”とチャイムの音色が聞こえた。宅急便だ。大きなダンボールが送られてきた。新潟のおばあちゃんからだ。開けてみると……そこには山のようなサツマイモが!
「うそ〜っ!? マジでェ!?」
私は倒れそうになった。
(タイミングがあってないと求めていた物もいらない物に変わってしまうんだなぁ。)
私は山積みのサツマイモを見ながら思った。
 他にもこんな話がある。私はハムスターを飼い始めて、もう3年経っている。つまり、小学2年生の時から飼っているのである。私がハムスターを飼いたいと母にきり出したのは、まだ幼稚園に入っている頃だった。ペットショップなどに行く度に、「買って! 買ってぇ〜!!!」と泣き叫びながらねだってみたものの、母からの「OK!」の一言はなかった。何故か聞いてみると、私は昔から動物は好きだった、けれどまだ良いタイミングではないと母は判断し、OKを出さなかったらしい。しかし、私が2年生になってハムスターの本を買ってきては熱心に勉強をしたところ、“もういいナ!”と判断した母は、やっとハムスターを飼うことをOKしてくれたのだ。確かに、母のタイミングが良かったから、今でもハムスターを飼えているのかもしれない。早すぎてはすぐに飽きたり、上手く世話ができなかったかもしれない。遅すぎては「えぇ〜っ! ハムスターなんてもう飼わない!」と結局飼わないまま終わっていたかもしれない。やはりタイミングは大切なのである。
 このように、何事にも“タイミング”が必要なのだ。タイミングが良くないと、相手とかみ合わなかったり、求めていた物もいらなくなってしまうのだ。タイミングが合うと、物事の成果が上がり、長続きするのだ。良いタイミングを見極めるためには、ふだんからよく目を見開いて状況を見たり情報収集したりすることが必要だということがわかった。それと、「今こそGOOD TIMINGだっ!」と思ったら、しっかりと捕まえて逃がさないことだ。

   講評   nara


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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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