国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

昨日2126 今日1421 合計8419
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   勝手放題もやだけど…   FULLMOON

 本質的な問題にどんな点から気付くのか、それもその人の素質によるものだと思う。これはいろいろな要因が考えられるだろう。わがまま放題にして育ったのでは、そういうことを感じ、ある方向へもっていく機能、考え方が生まれてこない。家庭の躾のようなものからでも、その端緒が生まれてくるのではないかと思うのである。躾の厳しい家庭では、かなり小さい時からでも、規律を教えるために、そういうことをする。親は可愛いからといって手元においてわがままにさせない。これもわがままにならない、一つの愛なのだろう。
 子どもは、親から相手にされなくなったり、ぎゃくに、勝手放題に成長してきたら、どちらにしても、きちんとした人間として形成されない。僕は、勝手放題に教育するのには反対の立場だ。その理由は2つある。
 第一の理由に、将来の日本に、人間形成のされない人間の方が多数派になったら、もっと日本の現状が悪くなると思うのだ。厚生省が1997年におこなった調査によると、全国の4歳未満の乳幼児の約4割が午後10時以降に眠るという夜型になっているというデータがあるのである。今でも十分大変な現状である日本が、もっと自立しない社会になってはいけないと思う。
 第二の理由に、そのような、勝手放題に生きてきた人間を沢山見てきたからである。 僕の学校のS・Yさんは、共働きで日中は両親が家にいないで、兄弟もいなかったので、家ではかなり勝手放題なせ生活で、規則性がなかったと言う。そして、中学校に入ってからは、提出するべきものも何も提出せず、成績はかなりヤバいという噂も立っている。別のM・Yさんも遊んで勉強しない型であった。授業と休み時間の区別が全くなく、家ではインターネット漬けだという。本人から聞いた話しだと、一学期の成績は、数学は3で、後はすべて2だったらしい。
 だから、家庭の生活では規律を守ってきちんとした生活をするべきだ、とまとめたいのだが、僕はそれもいけないと思う。と言うのも、そのような人も見てきたのである。
 と言うのも、僕の中学校のS・Tさんは、きちんとした成績をコンスタントに収めていて、他のクラスだからきちんとした情報はないが、2学期国語二学期期末試験は学年トップで、その他の教化も優秀である。しかし、そのS・Tさんは周りから、とても嫌われているのである。と言うのも、TVゲームなどは全くせず、マクドナルドさえ行ったこともないひとで、まわりからはとても軽蔑されている。
「あいつとは話が合わない。」
などと言割れつづけていたのである。
 だが僕が見てきた人には、ある程度の生活の規律があり、やることに違和感がなく、普通の小学生or中学生も沢山いたし、そのような人はまわりから信頼された。
 確かに、きちんとした規律と、昔を取り入れて生活するのも悪くないが、「経験は、最良の教師である。」と言う名言のとうり、僕の経験上見てきたように、きちんとした規律と遊びが混ざった人間が沢山出て来てほしいと思う。

   講評   jun


毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

作文教室受講案内   無料体験学習   作文講師資格 
Online作文教室 言葉の森  「特定商取引に関する法律」に基づく表示」  「プライバシーポリシー」 
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)