国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   多数決はいいものなのか?   ルパン

多数決はいいものなのか?
 何かを決める時、多くの場合は多数決を用いる。勿論、数が多い方がその意見に勝つわけなのだが、少数意見はどうなってしまうのだろう。普通なら、少数派の意見は却下される。それから確認を取り、形だけは全員一致となる。しかし、必ずいるのが、『納得いかない』という顔をしている人だ。口にこそ出さないが、その人を取り巻く空気が、『もう一回やれよ』といっている。このような態度は、周りを不快にする。多数決が公平といっても、結局のところ公平ではないのだ。
 私のクラスでは、何か決めるときに多数決をとる。例えば、合唱コンクールで歌う歌を多数決で決めた。しかし、全員一致ではなく、納得のいかない人もいるようだった。このように、白黒をはっきりつけなければいけない話し合いの場合は、潔く決まった意見に従うべきであろう。もう一つ例があるのだが、わたしたちは、前期の始めに学級目標を決める。その話し合いも多数決で行ったのだが、どうも意見が二つに割れなかなか決着がつかなかった。目標は、どちらかに絞ってしまうと意見が否定されたように感じてしまう。そこで私のクラスは、黒か白かではなく灰色を選ぶことにした。灰色というのは、二つに分かれた意見を一つにまとめどちらの意見も取り入れるというものだ。この方法により、皆の納得する学級目標が誕生したのだ。これなら、誰かが不満に思うことが少ないので、有効な多数決だと思った。
 話し合いの内容にもよると思うのだが、黒か白かではなく、灰色を取ることもときには大事なのではないか。ただ、注意したいのが自分の意見は灰色にしてはいけない。あんまりはっきりするのも時と場合によってはいけないのだが…。なかなか難しいと思うが、ようはケースバイケースということだ。

   講評   nara


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