国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

昨日4215 今日1735 合計61510
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   同じ気持ちになるために   ピエッパ

僕は時々、自分で言った事が相手に伝わっているか不安になることがある。日本語は複雑なので、間違って解釈されることがあるからだ。しかし、周りの人も同じく、話をするだけでは通じ合えないと思っているのである。このように、自分だけだと思っていたことが、実はみんなも同じことを思っていたりするものである。それでは、孤立しないでみんな同じという気持ちを持つにはどうすればいいのだろうか。
 その方法として、壁をつくらないで友達と接すれば良いと思う。ぼくは、数学が苦手で、悩みの種のひとつだった。しかしそのことを友達に話すと
「実はオレもやねん。一緒に先生のとこに聞きにいこ。」
と予想外の答えが返ってきたのだった。自分のことを正直に言うことも大切なのである。
 次の方法として、同じタイプの人たちばかりでなく、それ以外の人とも仲良くなるべきだ。江戸時代の初期、家光は鎖国令を出し、日本は外国との接触はほとんどなくなった。そんな状態が終わったのは江戸時代の最後だったのだが、その時やっと日本は周りを接することの大切さを実感したのだった。
 確かに、自分の悩みを人に相談して、同じ悩みを持った同志で一緒に解決していくのも大切だ。しかし、
「人間は、周りの人によって成長する」
というように、一定の場面だけにとどまっていると成長しない。さらに、違う考えを持っている人と触れ合うことで、自分を深めていくべきだ。

   講評   huzi

ピエッパくんが書き出しに投げかけているように、「話すこと」で通じ合うには限界があるのかもね。
孤立という独自の視点で意見を書くことができた。
「孤立感」を取り除くには、気持ちを正直に伝えることが第一。さらに、違った考えを持つ人との交流ができれば自分の世界を広げることができる。 たいていは、第一のところがクリアできると満足して、同じような人としか交流しないことが多いですが、
「同じであること」をルールとしてつながっている関係は、いわば集団的孤立といえるかもね。 【歴史実例】で鎖国時代の日本を取り上げたように。 
最後は、発展的な意見で結んだね。
最初の書き出し、「孤立しないでみんな同じという気持ちを持つにはどうすればいいのだろうか」をここに反映させると、意見全体にまとまりがでます。たとえば、こんなふうに「孤立」を織り込んで書いてみよう。
・確かに、自分の悩みを人に相談して同じ悩みを持った同士で遺書に解決することで、孤立から一歩踏み出すことができる。しかし、……
【歴史実例】のあとに、(歴史)とただしがきを入れておこう。構成を確認しながら書くためです。

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

作文教室受講案内   無料体験学習   作文講師資格 
Online作文教室 言葉の森  「特定商取引に関する法律」に基づく表示」  「プライバシーポリシー」 
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)