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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   本質的な問題に   クリリン

本質的な問題に
 本質的な問題に、どんな点から気付くのか、そういうものが、どんな状況から出てくるかは、その人の素質によるものだと思う。小さい時のものの考え方、家庭内でのしつけ、親の愛情でそれを感じさせると言うことも可能だと思う。小さな家庭生活や、子供社会の体験から、本能的なわがままな感情と、一方では、経験的にどうすればいいかという、理性というものが、小さい時から生まれてくるのだ。日常生活を通じて、どんなに親しくても、それぞれの立場があるということを、しつけとして、覚えていく。そういうことを通じて、将来の判断力の一端が育つのだ。これが、家庭内の本当の愛情と言える。日本でも、昔はそうした伝統的な家庭の教えがあった。だから、今の親は本当の愛情とは何かを自覚する必要がある。親対子の愛情は古典的、本能的なものだから、経済的に貧しくても、温かい家庭的な愛情のある家というのは幸せだ。そこから人間性が育つのだ。と筆者はかいている。(要約)わたしは家庭での愛情としつけがとても大切だと思う。
 第一の理由に、人間の成長は家庭での愛情としつけによって支えられているからだ。わたしはよく母親に怒られる。理由はだいたいが「テレビを見てないで勉強しなさい」とか勉強に関することが多い。おこられている子供の方としては、はっきり言えば、うるさいし、ムカツク。ドラマのいい所だったりしたら、なおさらだ。しかし、親の言うことを聞かないで、テレビを見つづけていると、テストのときにすごく困る。私はそういう経験がすごく多い。テストの点が悪いと自分が嫌な気持ちになるし、もっと怖いことがおこる。親が爆発するのだ。それに、勉強したのに点数がよくなかったのと、遊んでいて点数がよくなかったのでは、遊んでいたと言う方が親の怒りは大きい。それだけ怒られると勉強すればよかったと思う。私の親は、はじめに注意することによって、「自分が困るのだ」ということを教えていると思う。これは一種の愛情なのかもしれない。また、テストの点が悪いから怒るのは親のしつけなのかもしれない。ただ、もう少しやさしく言ってくれれば、言うことを聞くつもりなのだけど…(笑)
 第二の理由に、本当の愛情を受けた人が立派になるからだ。データ実例として、エジソンをあげてみる。小さい頃、エジソンの伝記を読んだのだが、すごく不思議だと言う印象を受けた。学校に行かない息子を許したエジソンの母親が不思議だったのだ。しかし、アヒルの卵を温めたりしているエジソンを母親は温かく見守った。また、実験の道具をそろえてあげたりもした。学校に行かないというところは常識から外れていたと思うけれど、母親から本当の愛情を受けたからエジソンは立派な科学者になったのだと思う。
 確かに、愛情だけを与えて、やさしくしてればいいような気もする。しかし、やさしいだけでは、子供はわがままになってしまうから、厳しいしつけも必要なのだと思う。「幸福な家庭は、みな似ているが、不幸家庭は、いずれもそれぞれに不幸である。」という言葉があるように、本当に幸せな家庭では、本当の愛情としつけが必ず子供に与えられているのだと思った。

   講評   koni

 
今回の目標は「●1100字」でしたが、大変よくできましたね。四段落構成ですばらしい意見文にしあがりました。

 第一段落の要約はすばらしいですね。上手にまとめることができました。書き出しの意見もはっきり書くことができましたね。

 第二段落では理由一と体験実例を書くことができましたね。私も子供の頃、「勉強しなさい!! 」とよく怒られました。そのときは「私が親になったら、絶対怒らない。」と密かに思っていましたが、親になってみると、同じように「勉強しなさい!! 」と怒っています・・・。日常のことを詳しく書くことができましたね。

 第三段落では理由二と伝記実例をあげることができましたね。エジソンの話は伝記実例だね。とてもよくできましたね。データ実例を入れるとすると、例えば、「親が女の子に望む職業は第一位が教師で二位が看護婦で三位が保母だそうだ。(データ実例)親からすると、世のため人のために役にたつ人になって欲しいという気持ちがうかがえる・・・」というように続けるといいよ。参考にしてみてね。

 第四段落では反対意見の理解をしたところがとてもいいですね。名言の引用もできました。

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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