低学年から学力の基礎を作る
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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情報源 いより
新聞というものをまるで読まないと言い切っている人がいる。そうかと思うと、朝手洗いで新刊書の広告を読むのが最大の楽しみだという人もいる。それでは、あなたが時々執筆する文化欄・学芸欄の類は何であるかと問われると、言うまでもなくそれは縁日に立つ見世物、そのある程度集約されてものとしてのサーカスのようなものであると答えることができるだろう。だからあえて大胆なことを言わせてもらえば、一年に一回か二回は、新聞休刊日の代わりに、公募して素人に編集をまかせる日とか、政治面、学芸、芸能、広告といった区分を全く取り去った日があってもいいはずでもないかと思われる。僕は人はもっと新聞を読むべきであると思う。
この新聞には世界や日本の出来事や天気、テレビ欄もある。つまり新聞は人の情報源の一つなのである。(理由一)そしてもう一つの情報源がテレビである。毎日365日24時間いつどこで誰が見てもテレビはやっている訳である。
そして新聞は漢字に振り仮名がふっていない。これで感じも読めるようになるのである。(理由二)
確かに新聞を読まないのもいいが、やはり新聞を読まなければ世界、日本の状況が分からないのでやはり駄目である。
講評 sugi
休み宿題で、電話で説明ができなかったけれど、自分でよく考えてがんばったね。
「もっと新聞を読むべきである」という意見で、二つの理由を考えました。優君自身は、新聞をよく読んでいるかな? テレビ欄とスポーツ欄が専門という人も、よくいるけれど…。(笑)
第一の理由は、「新聞は大切な情報源だからだ」ということだね。ここで、テレビの話を出したのはなかなかおもしろい。せっかくテレビの話が出たから、新聞とテレビの違いも考えてみるといいよ。
第二の理由、これは優君の経験かな? 確かに新聞を読んでいるうちに、字を自然に覚えるということはあるね。ここには体験実例が入るといいね。
反対意見への理解。「確かに新聞を読まないのもいいが」う〜ん。これはどうだろう。少し視野を広げて考えてみよう。「確かに、新聞以外にも情報源はたくさんあるが」「確かに、新聞をまるで読まなくても生活に支障はないが」
三文抜き書きをしたあと、(三文抜き書き)と但し書きを入れておこう。
いつどこで誰が見てもテレビはやっている訳である
→ いつどこで誰が見てもテレビは放送されている いつでもどこでもテレビを見ることができる
感じも読める → 漢字も読める
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