国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   自分の生きる理由   ほり内

 昔、子供は、他の大人から何かを頼まれたり、他の大人からその人の武勇伝を聞かされたりと、外の世界との関係が密接に繋がっており、子供が自分の役割というものをしっかりと持っていた。例えば、江戸時代だと、「自分は、一生農業をやっていくべきだ。」とか、「自分は、一生刀を作っていくのだ」というような、自分の役割というものをしっかりと持って、その役割に向かって頑張っていたのである。しかし、今の私を含めた、学生は、学校という外の社会と隔離された環境の中で育つため、仮に、なにかを大人から頼まれ、失敗したとしても、大人は、「まぁ、子供だから良いか」という「執行猶予」を与えてしまう。昔の社会ではありえないことだ。そのため、自分の役割というものが、いまいちはっきり理解できずに、成人になり、社会人になって、非常にあせるのだ。このことは私も大変自覚しているので、この文章を書いている今でも少し罪悪感がある。
 だから私は、いざ社会に出ても、自分の役割をしっかり持てる人間つまり大人になろうと思う。(生き方)
 そのためには、実際の社会を体験することだ。(方法)どういうことかというと、学生時代でも、勉強やスポーツばかりではなく、アルバイトをしたり、ボランティア活動をしたりと、なにかしら、社会に結びつくようなことをするようにすることだ。いつか社会人になった時、焦らずに、アルバイトをしたり、ボランティア活動をした経験を生かして、頑張ることが出来る。私も、何でも良いから、社会に密接した、ことが出来るようになりたいと思う。
 また、社会全体でも、いつまでも、学生を子供扱いせずに、責任感が伴う、重要な役割をさせるべきだと思う。エジソンは、子どもの頃から、列車の中で、新聞を売って、生計を立てるなど、自立心が強い子どもだった。そう言った自立心に助けられ、電球や、映写機、蓄音機などの、数々の発明品を生み出した。(伝記)そのように、自立心が持てたら、自分はいろいろなことができるのだ、と言う自信を持ち、将来すごい仕事につくようになるのだ。
 確かに、、世の中が複雑になると、子供という期間が長くなる傾向はある。しかし、「トランプが生きているのは、それが実際のプレーに使われているときである」という名言のように、自分の役割をしっかりと持てるような生き方をしたい。

   講評   jun

 昔に比べると今の子供たちは(先生の時代もそうでしたが。)社会における自分の役割を認識するのがおそいと言えるでしょう。社会が変わったからと言ってしまえばそれまでですが、周囲が子供を甘やかしすぎているということも一つの要因ですね。
 「自分の役割をしっかり持てる人間になろうと思う」という生き方の主題を示し、そのための二つの方法を挙げることができました。学生時代に実際の社会を知るということは将来のために意味のあることです。ほり内君が書いているように、そのときの経験を後に生かすこともできるし、自分の進路を決めるにあたっても参考になるのではないでしょうか。また、周囲が学生を子ども扱いせずに、責任感を持たせるということもいい方法だと思いますよ。いつまでも子供扱いされていたのではなかなか自分に自信を持つことができず、自立しにくくなってしまうでしょう。二つ目の方法には伝記実例も入れられたね。
 結びは「確かに」というキーワードを使って反対意見への理解を示し、ぴったりの名言を引用してまとめることができました。
 受験勉強で忙しい中、本当によくがんばりました。

▲「いまいち」→「いまひとつ」

▲「〜と言う」→「〜という」  ひらがなで。

                              

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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