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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   教育   いてほ

教育
橘 宏一郎
 本質的な問題に、どんな点から気付くのか、そういうものがどんな状況から出てくるのかというと、それはその人の素質によると思う。何故なら小さいときからのものの考え方、家庭内での躾などと複雑な要素が入り組んでいるからである。小さな家庭生活や子供社会の体験から、本能的なわがまま感情と、一方では経験的にどうすればいいかという理性というものが小さいから生まれてくる。躾をしっかりするのも一つの愛と思う。何故ならわがままになりにくいからだ。昔の日本はもっとそういう伝統的な教えがあって盲目的にかわいがらない、猫っ可愛がりしないそうした分別を精神的につけていき家庭内の空気を感じさせるものがあった。しかし食事なども昔は母親が煙に涙を流しながら朝ごはんを作ったり、手作りのシャツを着せたりしていたが、今は昔と違い弁当ではなく、給食である。さらに昔とは違いは父親の仕事の姿はあまり見えない。親対子の愛情は古典的、本能的なものだから、経済的に貧しくても、暖かい愛情がある家は幸福である。
 僕は猫っ可愛がりせずにやっぱりきちんとしつけをしといたほうが良いと思う。
 第一の理由に親の良い躾、悪い躾によって善悪を判断できるようになるからだ。ある分野での躾が悪い、熱心ではないとそこの分野だけ何か抜けていて食事などだと行儀などが悪くなる。だから僕の母はそういうことに厳しい。両手をだしなさい茶碗はちゃんと持ちなさいなどある。しかしそういうことのおかげで、僕は他人の家など行った時恥ずかしい思い等しないでよくなった。後食べ終わったときなど行儀良くしていると食べた後など気持ちいい。後行儀がいいと食事などさらに味わえる。他にも行儀の悪い人が家に来るとやな思いをする。さらにその人の躾が出来ていないからさらに事態は悪化というより気にしなくなってしまう。それが、躾のいい人だとハッと気付く。それで躾の良い悪いが分かる。
 第二の理由に躾は愛情だから躾のない人は愛情がなく他人に愛情というものを与えにくい。何故なら愛情は与えられずどういう風に与えてよいか分からないし、どういうものが愛情なのか分かりにくいからだ。アメリカ人はある人だととてもやさしい。何故なら家族関係がその家はしっかりしているからだ。たいていのアメリカ人の家はとても早く帰ってくる。近所のうちではそこのお父さんは四時くらいに帰ってきて家の父は九時くらいに帰ってくるからなんか変だ(笑)。そしてその父親が日本人があまり身につけてないもの例えば外食など行ったときアメリカ人は人(特に女性)がどあの後ろなどにいるとドアを持つドアボーイをやる。僕が真似しようとしてもタイミングが合わない。しかしアメリカ人はじょうずにタイミングを合わせる。これも小さいときからの躾だと思う。データで見ると四歳以下の幼児の四割が十時以降に寝るという。そういう人は躾が甘いのかもしれない。何故なら僕だって結構遅くまでおきているけど、そういう日は決まって寝坊してスクールバスに乗り遅れて、歩いていかなければいけない寒い中を・・・・(笑)。
 確かに教育が厳しすぎるとその人が本当にある才能を伸ばさないかもしれないしちょっと狭い気もする。しかし、「ロバが旅に出たところで、馬になって帰ってくるわけではない。」という名言があるように自由にやらせて天才となるわけじゃないから、教育はちゃんとしたほうがいい。
 

   講評   jun

 90分はこえてしまいましたが、1400字以上までよくがんばったね。要約と複数の理由が同じくらいの字数で書けているところがいいよ。
 第一の理由には自分の体験実例を挙げ、厳しくしつけをされて良かったと思うことが書けたね。お母さんは、宏一郎君のことを本気で思っているから厳しくしつけをされたのでしょう。これは親でなければなかなかできないことですね。
 第二の理由の中に書いてくれたドアボーイの話は興味深かったです。ドアをさっと開けるタイミングも小さいころからのしつけによるところが大きいようですね。また、データ実例を挙げたあとの体験談もおもしろい。(宏一郎君にとっては笑い事ではないでしょうけれど。)
 最終段落の反対意見への理解の部分もよく考えたよ。反対意見への理解を示した後は、名言を引用してしめくくることができたね。

▲第一の理由を説明した部分で「後」という言葉が続いてしまいました。「後」よりも「また」、「さらに」などという接続詞を使う方がよいでしょう。

▲「……わけじゃないから」→「……わけではないから」
 話し言葉をそのまま使わないように。

                       

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